アップルは今週、サプライヤーに「小型iPad」の量産開始準備を促したそうです。The Wall Street Journalが得た匿名の情報を、米国AppleInsiderがまとめています。
その匿名情報によれば、アジア圏の部品サプライヤーが9月の小型iPad量産開始に備えて動き出しているというのです。ちなみに、そのデバイスのスクリーンは「8インチ弱」になるそうです。
現行iPadの9.7インチスクリーンに対し"iPad Mini"は7.85インチスクリーンを搭載してくるという噂が主流でしたが、サイズに関しては今回の情報も噂と合致しています。
同情報元によれば、この小型iPad用にディスプレイを提供するのはLGとAUOになるそうです。これが真実なら、2社の動きを観察すれば小型iPadの発売時期が予測できるという事になりますね。
この情報は、ブルームバーグがアップルの小型iPadの登場が「今年の年末」になると報じた数時間後に提供されたものです。ブルームバーグもディスプレイのサイズは「7インチから8インチの間」になると見ています。
iPhone 4Sが去年の10月に発売された事から、今年もiPhoneの新型が10月に登場し、同時に小型iPadが投入されると予測している人もいるようです。
ある中国語サイトからの最新情報によれば、"iPad Mini"にはシャープのIGZOディスプレイが搭載され、その価格は249?299$になるそうです。
小型で廉価なiPadが投入されたなら、Amazonによる7インチ199$の"Kindle Fire"が君臨するローエンド・タブレット界にアップルが初めて参入、競合していく事になります。グーグルも199$の"Nexus 7"投入による同分野への直接参入を発表しており、競争の激化が予測されます。