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アップル小型化iPad、アマゾン大型化Kindle Fireを開発中 - New York Times報道

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これまでに実に多くのiPadとKindle Fireに関する噂が持ち上がってきました。ここでまた、ニューヨークタイムズ発の新情報が出てきたとしても皆さんはもう驚きませんよね。米国TECHNOLOGが小型化するiPadと大型化するKindle Fireについて、ニューヨークタイムズの報道を引用しながらまとめています。

ニューヨークタイムズのニック・ウィングフィールド氏とニック・ビルトン氏によれば、アップルが小型のタブレットの開発に着手している一方で、Amazonは大型のタブレットを開発しようとしているそうです。

ガジェット情報通の皆さんの中にはこの情報の信憑性を疑う人もいるかもしれませんが、このリポートにはこれまでの有名どころからの噂と一致する所もあり、あながち全くのデタラメとは言えなさそうなのです。

情報のソースは、ニューヨークタイムズが複数の匿名希望者から得た報告だそうです。彼らはアップルが9.7インチ/$499の現行iPadよりも小型かつ廉価になる7.85インチのタブレットを開発していると言っており、これはWall Street JournalやBloombergがこれまでに報じてきた情報と一致します。

故スティーブ・ジョブズ氏が2010年の10月、小型タブレットについて散々なコメントをしていたのは記憶に新しいところでしょう。氏は「7インチのタブレットを作ったとしても素晴らしい製品にはなり得ない」といった旨の発言をしていました。素晴らしいアプリのパフォーマンスを最大限に引き出す為には、9.7インチが「最低限」のサイズだというのです。

しかし、アップル社全体がそう思っていた訳では無さそうです。ある元アップルのエンジニアがニューヨークタイムズに語ったところによれば、2000年中頃に作成されたタブレットの初のプロトタイプは7インチだったそうです。

そのエンジニアによれば、ジョブズ氏はそのプロトタイプを小さすぎるとし、「浴室でネットサーフィンをする位しか使い道が見いだせない」と言っていたそうです。

それからアップル内の価値観も一巡し、再び小型タブレットに光が当てられることになったのかもしれません。ちなみにアップル情報通のジョン・グルバー氏によれば、噂の小型iPadは7インチというよりは8インチに近くなるそうです。

一方で、既にAndroidテイストの小型タブレットを出してiPadと張り合っているAmazonが、今度は大型タブレットの開発に興味を持っているそうです。とある「Amazon事情通」がニューヨークタイムズに語ったところによれば、Amazonは現在、大型のKindle Fireの開発に着手しているとのことで、これが実現されればKindleとiPadの競争がいよいよ本格的なものになりそうですね。

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