本文に広告を含む場合があります。

iPad mini、GF2技術によって超薄型かつ超軽量に!

著者情報

アップルの新しい小型iPadは報道によると、超薄型かつ超軽量となるため、デバイスの生産には厄介な問題が持ち上がっている様子です。米国のApple Insiderが報じております。

KGI証券のアナリストであるミン・チー・クオ氏が31日、リサーチノートに記したところによると、いわゆる「iPad mini」は、GF DittoまたはGF2として知られるタッチスクリーン技術を特徴とします。同氏は、アップルがGF Ditto技術を商用化し大量生産する世界で最初の企業になると述べました。

この新技術は、アップルが現在Retinaディスプレイ付き第3世代iPadで採用している「G/Gタッチ構造」からの改良形で、新iPad miniはこの改良によって、さらに薄くなるばかりでなく、より軽量化します。

クオ氏によると、iPad miniは次世代iPhoneと同じぐらいの薄さになるとのこと。iPad miniのパネル部の厚さは僅か2.2ミリ以下、プリント基板も含めれば4.2ミリ以下と推計されています。この数値は「今日市場に出回っている平均的なタブレットよりも薄い」とクオ氏。

しかしクオ氏は、超薄型かつ超軽量のデバイスの生産工程には特別な困難がともなうとの見方です。とりわけ新iPadの薄さは「パネル組み立てに困難がともなう」とのことで、強度を検証する「落下テスト」に合格できるのかという懸念も浮上しています。

iPad miniの生産の難しさゆえに、デバイスのリリースが遅延するのではないかとクオ氏は述べています。小型iPadの出荷は10月前半に開始され、その後半には消費者の手元に届くのではないかと見られています。

超薄型デザインに加えて、iPad miniは、高解像度正面向きFace Timeカメラ付き。5メガピクセルの背面カメラも付いているようです。

クオ氏は、新デザインにともなう供給上の制約を考慮して、今年予想されるiPad miniの出荷を、1510万台から1020万台に切り下げました。アップルは7月の時点でiPad 2の発注を増加しましたが、これは「iPad miniリリースの遅延に対処する」ためと見られています。

31日のクオ氏のノートはまた、アップルがRetinaディスプレイ付き現行iPadを今秋アップデートする計画で、新しい9ピンドックコネクターが付加されるとしています。その他はほとんど変わらずとのことです。

最新情報



上へ戻る