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iPad miniについて、現時点で分かっていること - 噂の総まとめ

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アップルは今もiPad miniに関して沈黙を守っていますが、それがどんなものであるかを伝える情報もそれなりに洩れ伝わってきております。米国InformationWeekのレポートです。

あと3週間以内の発売と見られているiPad miniですが、今もって秘密のヴェールに包まれているという印象です。アップルはiPad miniに関して黙秘しており、情報をいっさい開示していません。しかしアップルのセキュリティーコントロールの網目から、情報がわずかながら漏れ出ており、iPad miniがどんなデバイスであるのか、ぼんやりとはしているものの、分かりつつあります。

さてここで、iPad miniについて分かっていることを見てまいりましょう。多分こうだろうという内容と、場合によっては変更されるかもしれない内容を一緒に紹介します。


■確実なこと

1. 小型スクリーン

iPad miniのディスプレイは7.85インチとなるでしょう。故スティーブ・ジョブズCEOが嫌ったサイズである7インチタブレットよりは少し大きめですが、従来の9.7インチiPadよりは小さめです。アジアにあるアップルの部品サプライヤーは、このサイズのタッチパネル生産を800~1000万台受注したとのことです。

2. Retinaディスプレイはない

iPad miniの解像度が最終的にどの程度となるか、分かっていません。しかしRetinaディスプレイはないとの見方が有力です。iPhone 4、iPhone 4S、iPhone 5、MacBook Pro、新iPadに搭載されているRetinaディスプレイは、非常に高度なピクセル密度を備えています。高密度のピクセルにより、すべてが素晴らしいディテールでスクリーン上に映し出されます。スムーズかつシャープなテキストと写真を見ることができます。

3. ライトニングポート

iPhone 5同様に、iPad miniもアップル仕様のライトニングポートが採用されるでしょう。このポートは標準マイクロUSBと同サイズですが、USBとの互換性はありません。アップル仕様のライトニングケーブルのみ使用可能です。ライトニングポートのせいで、iPhone 5のユーザーには金銭的負担のかかる場合がありますが(iPhone 5と既存の備品を接続するためにアダプター購入が必要)、iPad miniに触れたとされる或るアナリストによると、iPad miniはまだ最新機種であり未だ備品等がないとのこと。

4. 薄板化されたデザイン

iPad miniのリークされた最初の生産バッチの写真を見ると、従来のiPadよりもかなり厚めに見えます。しかし最新の写真と報道では、大型iPadよりも薄くなっています。より軽くより持ち運びやすいことは確かなようです。


■可能性が高いこと

1. A6プロセッサー

新iPadのRetinaディスプレイはA5Xチップを採用しています。信じられないほど高性能です。iPhone 5にはA6チップが採用されており、これも同じように非常な高性能です。iPad miniにどのチップが採用されるか不明ですが、A6となる可能性が高いでしょう。

2. カメラ

iPad miniのリーク写真では、カメラは2つあるようです。しかしよくあることですが、完全に信用できるものではありません。iPhone 5と新iPadには、メインとサブの2つのカメラがあります。iPad miniにも同じものを期待できそうですが、アップルはFaceTimeカメラだけを搭載させるかもしれません。

3. 記憶容量

アップルのiOSデバイスの多くは、16、32、64ギガバイトの記憶容量をもちます。iPad miniもおそらく、このラインナップに並ぶ形となるでしょう。しかしあっと驚くことが起こるかもしれません。


■不確実なこと

1. セルラーデータ

ワイアレスインターネット接続について、Wi-fi搭載は確実です。3Gはまだ噂の段階で、4Gにいたってはまずないでしょう。全くの不明です。

2. 発売日

いつ発売なのか、分かっているようで分かっていません。Forbesによると、アップルのiPad miniイベント向けの招待状が10月10日に送付され、イベント自体は10月17日に開催され、デバイス発売は11月2日とのことでしたが、実際は、10日に招待状は送付されませんでした。AllThingsDの最新情報によると、イベントは10月23日、発売は11月2日前後とのことです。 ※米ロイターは13日、匿名のソースから得た情報として、アップルはiPad miniの発表会を10月23日に開催するだろうと報じました。23日の発表は「可能性が高いこと」に昇格してもよいかもしれません。

3. 価格はいくらなのか?

iPad miniの価格帯は、199~349米ドルと見られています。16GBモデルで249米ドル。249米ドルとなると、iPad miniは、GoogleのNexus 7よりも50米ドル、アマゾンのキンドルファイアよりも70米ドル高いことになります。アップルはいつも製品にプレミアムを付けるのがお決まりですが、iPod Touchが299米ドルです。小さなデバイスに多くの技術を詰め込むのは難しいとはいうものの、5インチのデバイスが299米ドルで、7.85インチのデバイスが249米ドルというのも、ちょっとよく分からない話です。

結局、iPad miniについては分からないことが多いというのがInformationWeekの結論です。

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