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iPad Proの部品出荷は間もなく開始 = JPモルガン

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米Apple Insiderは31日(現地時間)、12.9インチの通称「iPad Pro」について、9月より各部品の出荷が始まる見込みだと報じました。同情報は、米JPモルガンが作成した投資家へのレポートによるもので、それによると今年、生産台数は1カ月あたり約100万台になるということです。また同デバイスには、新たなタッチスクリーンの技術が採用されているほか、製造面においても新たなサプライヤが加わっていると伝えられています。

同レポートでは、サプライチェーンから得た情報として、iPad Proが、タッチパネルの構造に、より正確なタッチ操作を可能にするglass-film-film(GFF)(カバーガラス+片面ITOフィルム2枚)を採用するのではないかと伝えています。従来、iPad AirやiPad miniではglass-filmが使用されていました。またこの情報は、同デバイスが、Bluetooth接続のスタイラスペンに対応する可能性があるという、これまでの予想とも合致しています。スタイラスペンがあれば、入力の正確性が向上するからです。

GFFの製造は、日東電工が請け負うものとみられています。同社はすでに、現行のiPadモデルのフィルムを独占供給しています。一方iPad Proのディスプレイおよびタッチパネルの初期製造については、そのほとんどをそれぞれ、シャープと台湾GIS社が受注するものと伝えられています。韓国のLGディスプレイや台湾TPK社も生産に関わっているとされていますが、供給量は少ないようです。

アップルはまた、タッチパネルモジュールの製造、ラミネーションおよびモジュールの組み立ての工程に、台湾Hon Hai社(通称フォックスコン)を選んだと伝えられています。主要サプライヤとしては他にも、日本写真印刷社や、LEDバックライトを供給する台湾Radiant社などが挙げられています。

大方の予測では、iPad Proの発表は10月となり、その後すぐに販売が開始されるとみられています。なお同デバイスには、タッチパネルに新たな技術が採用されるだけでなく、解像度が2048×2732ピクセルのディスプレイや、大型キーボードのサポートなどiPad向けの新たな機能を備えたiOS 9も搭載される見通しです。

via - Apple Insider

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