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iPhone 5噂のまとめ - ABC News

著者情報

iPhone 5の発売が迫っており、これにつれてiPhone 4Sの売行きに翳りが出始めています。ハイテク製品関連のジャーナリストであるジョアナ・スターン女史が米国のABC Newsに、最近のiPhone 5にまつわる噂について寄稿しております。

私は仕事柄、よく訊かれる質問があります。それは、家族、友達、同僚、また見ず知らずの人からの、ハイテク関連の新製品発売についての質問です。どれも興味深い内容なのですが、最近とりわけよく訊かれ、その声が日増しに大きくなっているのは、以下のようなものです。

「今出ているiPhoneを買うべきでしょうか、それとも新iPhoneを待つべきでしょうか?」

「次のiPhone(iPhone 5)はいつ出るのでしょうか?」

私は、このような内容の質問を数え切れないほど受けてきました。同僚の81歳になるお母さんから、「いつiPhone 5は出るの?」と訊かれることもありました。が、そもそも、次のiPhoneがiPhone 5と呼ばれるのかどうかさえ、未だ分からないのです。

あらゆる年齢層の人々がアップルの新iPhoneを心待ちにしており、それを待つべきか否か分からないでいるのです。アップルiPhoneの売上は直近の四半期、2600万台に留まりました。その前の四半期3510万台と比べて、売上減となっています。その理由は言うまでもなく、次世代iPhoneへの期待からくる様子見です。

人々が待っているのも、理由があるからです。歴史が示すように、アップルは毎年、新iPhoneをリリースしてきました。昨年は10月4日に、iPhone 4Sが発表されました。

結論から先に述べますと、新iPhoneを待つべきか否かへの私の答えは、はっきりイエスです。どうしてか?その理由を以下にまとめてみました。

デザイン、スクリーン

iPhoneのデザインは、過去2年間変化しませんでした。しかし次のiPhoneでは、変化が見込まれています。アジア方面でリークされた写真では、2色塗りのスタイルでした。また最近の写真ではグレーや白色のものがあります。スクリーンが縦長になっているぶん、新iPhoneは現行のそれよりも少し大きめに見えます。

ウォールストリートジャーナル、9to5Mac、iLoungeなどのニュースによると、次世代iPhoneのスクリーンサイズは4インチまたは3.95インチ。これまでずっと同じだった現行iPhoneのサイズ3.5インチより大きくなっています。リーク写真を見るかぎりは、横幅は広くなっていませんが、縦長にはなっているのが伺えます。

スクリーンについてはまださらに情報があり、コーニングの頑丈なゴリラガラスの第2世代が採用される模様です。より薄板化しますが、強度は同レベルとのこと。ウォールストリートジャーナルはまた、インセル式技術と呼ばれる、タッチスクリーンを埋め込む形の液晶ディスプレイ(LCD)を、アップルが設計していると報じています。現行のタッチスクリーンは、LCDの表面に一層置かれている形です。

新しいドックコネクター

ドックコネクター(充電用ポート)についても、これまでのiPhoneで変化のなかった要素ですが、今回はより小型化すると噂されています。多くの情報源が伝えており、リークされた写真を見ると、ポートは小さくなっています。ロイターはこれを、30ピンポートが19ピンポートに置き換わると報じています。リーク写真ではさらに、ヘッドフォン用ジャックが、本体下部に配置されています。

アップルは最近、Retinaディスプレイ付きのMacBook Proの充電用ポートに変更を加えましたが、旧ケーブルでも充電ができるようにアダプターの販売も始めています。次世代iPhoneにおいても、アップルが同様のことをする可能性は高いでしょう。

より高速な内部構成

新iPhoneはより高速化します。A5プロセッサー採用と報じる筋もあり、これは新しいiPadと同じものです。新チップによって処理速度は高速化し、グラフィックスもよりハイエンド化します。どのiPhoneも毎度高速化してきたわけですから、これは当然のことかもしれませんね。

4G LTEの噂も長らく続いています。そしていよいよ今年、搭載となる見通しです。次世代のクアルコムのチップが採用されると多くの人が信じています。新チップについて、クアルコムの社長は4月アナリストらに向けて、期待値をはるかに超える需要があると述べました。

他に、NFC(近距離通信)の噂もあります。9to5Macやチャイナタイムズが伝えた噂ですが、タップしてシェア、タップして支払いが可能になる機能です。これをアップルは、新アプリであるPassbook向けに使うと噂されています。

他方、インディペンデントなどの報道は、同技術はバッテリー寿命を短くするため、採用されないだろうとの見方。バッテリーについては、そのサイズに関しても、あまり具体的な噂がありません。新しい機能はどれも電力をより多く消費するものばかりですが、iPhone 4Sよりもバッテリー駆動時間の短い新iPhoneを、アップルがリリースすることは考えにくいことです。

ソフトウェア

次世代iPhone向けには、ハードウェアよりもソフトウェアに関するアップデートの方がより多く喧伝されています。アップル社自身は勿論、新iPhoneに関する噂についてノーコメントです。

次世代iPhoneはiOS 6搭載です。アップルは今年6月、WWDCにてiOS 6のデモを行いました。新iPhone及びiPadのオペレーティングシステムであるiOS 6には、多くの新機能が加わります。アップル独自のマップアプリ(Googleマップはもうありません)、facebookとの統合、新Passbookアプリなどです。Passbookアプリは、あなたのパスワード、チケット、クーポンの情報を一つのアプリ内に集約します。

アップルによると、iOS 6は秋頃のリリースです。

新iPhoneリリース日について

秋頃といっても3か月に渡ります。さて、どのタイミングとなるのでしょうか。

ニューヨークタイムズ、iMore、AllThingDの報道はすべて、アップルが9月12日に新iPhone発表のイベントを開催するとしています。iMoreはさらに、同月21日に新商品が店舗に並ぶとしています。

はい、待つべきです

「アンドロイド系のスマホを買うべきでしょうか、それともiPhone 5を待つべきでしょうか」

これは、私がもっとも多く受ける質問の最後のものとなります。もしあなたがiPhone向け市場の中にいるのであれば、iPhone 5を待つべきです。上記の噂を読めば、それは考えるまでもありませんね。

そして、もしあなたが他のスマートフォン向け市場にいるとしても、待つ方がよいのではないかと私は思っています。今年最良のアンドロイドスマホは、すでにリリースされています。Galaxy SⅢ及びHTC Onesがそのトップチョイスとなるでしょう。これらは現行のiPhone 4Sより高速ですが、iPhone 5はその差を帳消しにします。もしあなたがこれまでずっと待ってきたのであれば、このまま待ち続けましょう。そうすれば、市場に複数出回っている高品位スマホの中から、あなたは最良のものを選ぶことができます。

つまるところ、新iPhoneリリースの正確な日取りは不明です。その正確な名前も分かりません。しかし今秋、アップルが新iPhoneをリリースすることだけは確かです。噂を総合的に眺めれば、それを待つ価値は大いにありそうです。

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