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iPhone 5、iPad 3のグラフィック処理能力は現行モデルの20倍

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次世代のiPhoneとiPadに、現行モデルの20倍ものグラフィック処理能力が備わる可能性が囁かれています。米国のCNETが、アップル関連情報では定評のあるApple Insiderの情報として伝えています。

このような処理能力の飛躍的な向上は、英国を本拠とするImagination Technologiesのグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)が、アップルのモバイル製品に組み込まれることになる為です。

今年1月10日に米ラスベガスで開幕した世界最大規模の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」では、同社の新製品PowerVR Series GPUが大きな賞賛を受けました。

同社はプレスリリースで、「このGPUで、超リアルなゲーム体験を含む、驚異的なまでに自然なユーザーインターフェースをユーザーは経験するだろう」と告知。また同社CEOのホセイン・ヤサイエ氏は「我々の技術的な先進性は明らかだ。パートナー企業のためにも、PowerVR Series 6シリーズの発表に積極的に取り組んでいく」と述べました。

パートナー企業であるアップルは、同GPUを、iPhone、iPad、iPod Touch、アップルTVのCPUにビルトインすると見られています。

このPowerVR Series GPUを使用したあるテストで、iPad 2のグラフィックス性能がオリジナルiPadのそれを大きく上回り、そのスピードの速さで、ゲームの体感や動画で重いアプリの使い勝手が著しく改善されたとのこと。アップルがPowerVR Series 6を採用し、新iPhoneやiPadを動かす次世代A6チップに搭載するのはほぼ間違いないと見られています。ただ問題は、それがいつになるかです。

次世代iPadは3月出荷と噂されており、もしアップルが同社の最新技術を採用するとしても、そのタイミングはきわめてタイト。台湾のペガトロンやフォックスコンなどアップルのサプライヤーらは、すでに新タブレットの組み立てを開始しています(内訳はフォックスコンが85%、ペガトロンが15%)。本当に採用されるのでしょうか?

他にも、LGとサムスンがiPad 3用ディスプレイパネルの生産を受注しているという噂もあり、アップルの要求水準を満たせなかったシャープは締め出しを食らった模様です。

いずれにせよ、iPad 3は第1四半期内の出荷見込みで、発売日が近づけば近づくほど、色々な噂で持ちきりになることでしょう。

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