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新iPhoneにシャープ・東芝製タッチパネル採用か?

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米国のApple Insiderによると、アップルが新iPhoneにインセル式タッチパネル(In-Cell Touch Panel)を採用するとの噂が流れている模様です。台湾のDigiTimesがそのソースで、アップルのサプライチェーン筋の情報として、シャープと東芝モバイルディスプレイ(TMD)製造のインセル式タッチパネルを、アップルが採用する見込みと報じています。

シャープとTMDにおけるインセル式タッチパネル製造の歩留まり率(生産品における良品の比率、yield rate)が向上したことを受け、アップルがこれら日本のパネルメーカーと手を組むことを選択したとのことです。

パネル生産について、シャープは5.5Gライン、TMDは6Gラインで製造するとされており、今年第2四半期には生産規模が拡大される見通しです。

この噂が真実であれば、現行のタッチパネルメーカーに大きな影響を与えることは必至。例えばTPK HoldingsとWintekはインセル式技術ではなく、「グラスオングラス式タッチソリューション」に注力しているとのことです。

また別の情報として、ディスプレイサーチのアナリストであるデビッド・シェ氏は、「アップルは、ソニー、シャープ、東芝のような日本のディスプレイメーカーのインセル式技術を採用する可能性が高い」とし、「台湾のパネルメーカーもこの技術を開発しているが、日本のメーカーの方が一歩進んでいる」と述べています。

シェ氏によると、インセル式技術はオンセル式技術に比べて、タッチセンサーをカラーフィルターの上部ではなく内部に配置することができるので、本体をより薄版に仕上げることができるとのこと。

多くのメディアが、アップルは次世代iPhoneを今秋にリリースすると報じていますが、今夏になるとするソースもあります。新iPhoneは4G LTEと高速プロセッサーを搭載する見込み。新たな噂では、現行モデルの背面ガラスがリキッドメタル(液体金属)製のものに変更されるかもしれないとのことです。

あるアナリストは、アップルがシャープの株を取得して、より関係を深めようとしていると語っていますが、アップルのパートナー企業であるフォックスコンがすでにシャープの株10%を取得済み。アップルは、大型テレビディスプレイやiPhoneとiPad向けに、シャープのIGZO技術に興味を示しているとの報道も伝えられています。

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