次世代iPhoneは4.08インチ、16:9の縦長デザインになる?
年内の発売が予測される次世代iPhoneは、縦長デザインになるかもしれません。KGIのアナリストでアップルのサプライ・チェーンに精通しているミンチー・クォ氏による、次世代iPhoneのサイズに関する見解をApple Insiderが伝えています。
AppleInsiderのリサーチによれば、次世代iPhoneは、現行の3.5インチ4:3比率のディスプレイから、4インチ16:9の縦長ディスプレイに変更されるとのことです。
クォ氏は、iPhone 5に4.08インチのin-cell IPSスクリーンが採用され、その解像度は1136×640、輝度は500-nitになると予測しています。
同氏は上記のスペックから、大きなスクリーンを採用する代償として、片手での操作性、これまでのiPhone用アプリとの相性、そしてバッテリーの持ちに関して、妥協が必要になるだろうと述べています。
また、4.3インチのディスプレイが採用される可能性について、片手での操作が困難になることを理由に否定しました。ディスプレイが大型化すればするほど、バッテリー消費も著しく加速してしまいます。
次世代iPhoneが薄型化するという噂もありますが、同氏はバッテリーは現行のものと同容量の1,400mAhになると見ています。
画面の縦幅のみを伸ばす事で得られるメリットは、人間工学的に操作性が増すだけではありません。まず、現行のアプリを画面に合わせて一から作りなおさなくても、両端の切れた状態でそのまま表示させることができます。また16:9の画面では、縦置きモードでのキーボード操作時の可視範囲が広がり、横置きモードでは動画閲覧がより快適になります。更に、通話時にはスピーカーとマイクがそれぞれより耳と口に近くなる為、通話品質の向上が期待できます。
クォ氏はiPhoneの画面がこの様にサイズアップすることで、売上が大きく向上し、年内に6500万から7000万台が売れるのではないかと予測しています。
次世代iPhoneの発売時期に関しては、9月か10月かという議論はあるものの、今秋と見て間違いなさそうです。