本文に広告を含む場合があります。

米ウェルズファーゴ銀行「iPhone5の発売は史上最大規模」との見解を発表

著者情報

米国の大手金融機関であるウェルズファーゴ銀行は27日、同社が再度アップルを分析対象とすると発表。アップルは2012年に新iPhoneをリリースしますが、これで家電史上最大の製品サイクルを迎えるとしています。米国のApple Insiderが伝えております。

同銀行のアナリストであるメイナード・ウム氏がApple Insiderに送った書簡では、アップルは640-660米ドルの査定範囲で「アウトパフォーム」との評価。現在、アップル株は過小評価されており、10月リリースと見られている次世代iPhoneがビジネス史上最大の製品になるとの期待から、さらに伸びていくだろうというのが、ウェルズファーゴ銀行の見解です。

「アップルのブランド、イノベーション、エコシステムは他に類を見ないもの。コアとなるスマートフォン、タブレット、PCの市場で、シェアを奪い続けるだろう」と、ウム氏。

ウェルズファーゴの調査部は、アップル株が新iPhone発売日から、その最初の四半期の決算が出る日までの間に23%は上昇するとしています。ウム氏は、アップルの新iPhoneが「完全な再デザイン化」となり、また「真の4G 携帯電話技術」を取り入れるため、先年よりも高速な通信環境が実現し、その売上を押し上げるだろうと見ています。故スティーブ・ジョブズCEOの手がけた最後のデザイン製品の一つとなる可能性も反響を呼ぶことでしょう。

同銀行の推計によると、iPhoneは、アップル2011年の収益のうちの43%、粗利益の56%を占めたとのこと。iPhone出荷は現在も続いており、「健全なペース」で伸びているとしています。

iPhoneに加えて、他の製品も成長を後押ししているとウム氏は指摘。新iMac、Mac Pro、iPodシリーズの他、いわゆる「iPadミニ」が準備中で、噂のアップルのテレビ「iTV」は早くても2013年になりそうだとのこと。

同銀行によるテレビ市場の分析では、もしアップルが独自モデルのTVをリリースすれば、アップルは他のTVメーカーから、時価総額で500億米ドルを奪い取ると結論しています。5年前のiPhone登場以来、アップルは、他の携帯電話メーカー、特にRIMやノキアから莫大なシェアを奪っています。

アップルはまた、PC市場においてもマーケットシェアを拡大中。iPhoneやiPadの後光のおかげで、消費者の「全体的な乗りかえ」が増加している結果です。

ウム氏は、アップルには製品保証費という形での粗利益の「クッション」があるとし、実際の支出と比べてもかなり過剰に製品保証費を累積させていると指摘。もしアップルがその粗利益を押し下げられることがあれば、この累積額が減少し、よって純利益を上げることになるとのこと。

ウェルズファーゴ銀行はアップルを強気のポジションにおいて見ていますが、同時に、アップルが直面する潜在的リスクについても言及しています。例えば、需要の減退や携帯キャリアの補助金減額など、iPhoneの平均販売価格(ASP)が低下すれば、アップルの収益に大きなインパクトを与えるかもしれません。またこれまでの四半期で目覚しい成長を遂げてきた結果、その比較としてさらに厳しい目で見られるため、成長が鈍化することもありえます。

ウム氏は、他のリスク要因として、革命的というよりも進化論的なイノベーション、アップルの数多い法廷での争い、運営費用の増加、サプライチェーン制約の可能性、より大きなマクロ経済の減速のおそれなどを挙げています。

関連記事

最新情報



上へ戻る