本文に広告を含む場合があります。

iPhone 5、インセル式タッチパネルの歩留まり率は改善

著者情報

インセル式ディスプレイを生産する際の初期の問題がいくつかあった後、アップルの新iPhone 5の歩留まり率(生産品中の良品の比率)は改善され、生産上の制約は軽減したようです。AppleInsiderが伝えています。

米スターン・アギー&リーチのアナリスト、ショウ・ウー氏は、米国時間の2日、現在iPhone 5の需要を満たす上でアップルにとっての主な問題は、単純にiPhone 5自体の組み立てにあると述べました。ウー氏によるとアップルの最新のスマホは「組み立てが容易ではない」そうです。

「アップルの基準は非常に厳しく、すべてのモデルをミクロン単位で精緻なレプリカに仕上げることを目指している」と、ウー氏は投資家向けに語っています。

またウー氏は、9月末までの第3四半期で、アップルがiPhone 5を2700万台売り上げたとみています。そして今期の第4四半期には、4650万台という記録的な台数を売上げると予測しています。

その上限は、iPhone 5の需要にアップルの生産能力が見合うかどうかに大きくかかっています。ウー氏は、現在のiPhone 5の生産上の問題は短期的なものと見ています。

インセル式タッチパネルに加えて、4G LTE ワイヤレス機能と28ナノメーター成形加工を統合したことから、生産初期はボトルネックが生じたとウー氏は述べています。また、アルミニウムとガラスを使用した筐体デザインが、サプライチェーンにいくつかの問題を引き起こしたとも述べています。

現在、米国のアップルオンラインストアでiPhone 5を注文すると、すべてのモデルの出荷に3~4週間かかります。iPhone 5は31ヶ国で入手可能で、12月までには100ヶ国以上で240を越えるキャリアから販売される予定です。

関連記事

最新情報



上へ戻る