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iPhone 5s発売から5ヶ月半、購入需要はいまだ衰えず

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米投資銀行Piper Jaffrayのアナリスト、ジーン・ミュンスター氏が行った最新の調査から、iPhone 5sが消費者の間で引き続き人気の高い商品であることが明らかになったようです。米国のCNETが伝えています。

ミュンスター氏は先週末、スマートフォンの購入を検討している1,003人を対象に調査を実施。そのうち、iPhone 5sを検討している人は全体の33%でした。発売直後の昨年9月、および昨年12月に行われた同様の調査では、結果は39%と35%。今回の調査で数値は下降しているものの、前回までとの差はわずかです。

「今回の調査で、iPhne 5sが消費者の間で引き続き人気の高い商品であることが明らかになった。これは、アップルがハイエンド・スマートフォンの市場でトップの座を堅持していることの表れだ。ただし、米国のスマートフォン市場はかなり成熟してきているため、それが数字の下降となって表れている」(ミュンスター氏)。

一方のiPhone 5cは「消費者の心の中から消えかけている」とミュンスター氏。スマートフォンの購入を検討している人のうち、iPhone 5cを検討している人は、昨年12月の時点で9%、今回は6%でした。

iPhone 5cの需要が減退した理由をミュンスター氏は2つ挙げています。「1つは、5sの方が5cに比べてはるかに多くの価値(Touch ID、A7チップ)を持つことに、消費者自身が気づいたこと。そしてもう1つは、5cのセールスポイントの1つである色の豊富さが、iPodのときのような販売効果を生みだせなかったことだ。なぜなら、iPodの所有者と違って、スマートフォン所有者の大多数は自分のデバイスにケースを被せてしまうから」。

総合すると、スマートフォンの購入を検討している人のうちiPhoneを検討している人は、昨年9月時点では50%、12月時点では44%、そして今回は39%でした。ミュンスター氏は、アップルが今四半期(1~3月)に、昨年同時期の3,740万台を上回る、3,750万台のiPhoneを売上げると予測しています。

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