本文に広告を含む場合があります。

アップル、デバイスの水害検知に関する特許を取得

著者情報

iPhoneをトイレに落としてしまったとき、デバイスが水害を受けたかどうか分からないようなことがあります。アップルは3日、このような際に、水分を検知することができる機能に関する特許を取得した模様です。米国のPCMAG.COMが伝えております。

アップルの技術的な発明を紹介するPatently Appleに初めて掲載された特許によると、この技術の真の目的は、保証クレーム(請求)の査定、トラブルシューティング、製品開発など。メーカーとしては、機能不全に陥ったデバイスが実際に水に浸かったのかどうか、顧客は単に交換を求めているだけなのかどうかを見きわめる必要があります。

アップルはその特許の中で「浸水は、デバイスの故障となるメジャーな理由の一つ」とし、「よって浸水の査定はデバイスメーカーにとって重要」と述べています。

現在、アップルiPhoneの保証では、水害はカバーされておりません。

この検知デバイスは、一定量の水分を吸収後に溶ける染料を付けた色の変化するテープを用いて、湿気が誤作動を引き起こすのを防ぐシステムを含んでいます。

同特許によると、デバイスは「浸水すると、少なくとも一つ視覚的な標示」が出るとのこと。iPhoneユーザーは、浸水の際、それを分解することなく、このデバイスを見ることで浸水による水害を検知することができます。

しかし、アップルも認めているように、応用が限られている点、デバイスの不正使用、複雑な検知過程などの短所もあります。この検知システムは、容易に解体できるよう設計されたデバイスに限定されています。

アップルは2006年12月に水害検知の特許を申請、元祖iPhoneが発表される1か月前のことでした。このシステムが次世代iPhoneに搭載されるかどうか、また将来的に実現するかどうか、いずれも不明です。

今年はアップルの特許関連に関しては良い年です。アップルは3日、ヘッドマウントディスプレイデバイスの特許を取得、これはGoogle Glassプロジェクト及び最近公表されたOlympusのMEG4.0プロトタイプと似たものです。

アップルは先月、交換可能なカメラレンズに関する特許を取得。他にも27の特許が、二週間以内に同社オフィスにもたらされることになっています。これには、タッチスクリーンのスクロール、回転、サイズ変更や、誘導式充電に関するものが含まれています。

関連記事

最新情報



上へ戻る