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アップル、スマホ市場の利益9割を独占 14年10〜12月期

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米市場調査会社のストラテジー・アナリティクスは、世界のスマートフォン市場における、2014年第4四半期(10~12月)のOS別スマートフォンの営業利益について、最新の調査結果を公表しました。

調査によると、同四半期にスマートフォン市場で得られた営業利益は、前年同期比31%増の210億ドル(約2兆5000億円)に達しています。大幅成長の要因は、そのほとんどが好調なiPhone 6 / 6 Plusの需要に支えられたもので、iPhoneの営業利益シェアは市場全体の89%にも及んでいます。一方、Android端末は、過去最低の11%を記録しました。

iPhoneによる営業利益は、前年同期と比較しても著しい成長をみせています。2013年第4四半期に114億ドル(約1兆3500億円 シェア71%)の利益を獲得したiPhoneですが、2014年第4四半期には188億ドル(約2兆2000億円)とさらに飛躍的な伸びを示しています。

対照的にAndroid搭載端末では、2014年第4四半期の営業利益は24億ドル(約2800億円)で、前年同期の48億ドル(約5700億円)と比較すると半減しています。

MicrosoftやBlackBerryなどその他競合OSは、2013年に続き2014年も利益を得ることができませんでした。

ストラテジー・アナリティクスの専務取締役、ニール・モーストン氏は、アップルについて「高付加価値路線という戦略や、合理的なロジスティクスは、極めて利益の上がるやり方だ」と評し、一方のAndroidについては「端末メーカーにとっても利益性の低いAndroidに、今後グーグルも頭を抱えるのでは」と述べています。

また、サムスンやファーウェイなど大手スマートフォン・メーカーが、Androidのエコシステムから妥当な利益を得られなくなれば、将来的には、MicrosoftやTizen、Firefoxなど、Androidとは別のOSを検討する可能性もあるのではと指摘しています。

via -Apple Insider

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