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Apple Watch、来年1月にも量産開始 歩留まり改善で前倒しへ

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生産の遅れが報じられていたApple Watchですが、台湾の聯合報紙はこのほど、歩留まりなど部品に関する諸問題が解消され、来年1月にも量産が開始される見通しだと報じました。これは大方の予想よりも1カ月早い開始となります。

同紙によれば、アップルは来年2400万台のApple Watchを生産する計画としており、組み立てを請け負う台湾のクアンタ・コンピュータは、この大量発注に対応するため、大規模な人員の採用を行っているといいます。同社ではすでに8000人の増員を行い従業員数が1万人に達していますが、製品の売れ行きによっては、今後さらに1万人の大量採用を行う可能性があるとしています。

しかしアップルの発注に対応するためだけに従業員を10倍にまで増やすのは、リスクを伴う可能性もあります。もちろんアップルとの関係を続けるために必要なことかもしれませんが、特にApple Watchのような新製品については将来性なども不明なため、注意しなければなりません。逆にApple Watchがヒット商品となった場合、サプライヤとしてスタート時点から関わっていたという事実は、大いに貴重なことと言えるでしょう。

同紙はまた、アップルは当初、Apple Watchを年末商戦に向けて発売するつもりだったが、生産に問題が生じたことで断念せざるを得なかったと伝えています。さらに初回生産量は、300万から500万台になるとみているようです。

ところで、来年の生産数量とされる2400万台という数字は、UBSのアナリスト、スティーブン・ミルノビッチ氏が先ごろ予測した2015年の販売数量と一致しています。この数が実現すれば、昨年のウェアラブルデバイスの出荷台数が670万台(スマートウォッチ230万台、スマートバンド440万台 - 矢野経済研究所調べ)だったことを考慮に入れると、Apple Watchは爆発的なヒット商品になると言えるでしょう。

一方、来年春にも発売と報道されたiPhone 6sですが、同紙では、その可能性はほとんどないとみています。

via - Cult of Mac

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