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大型化するiPhone 6、"片手操作"を捨て焦点は自動車市場に?

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アップルは現在、4.7インチと5.7インチの2種類の次世代iPhoneを開発中で、今年秋ごろに発表される見込みだとGotta Be Mobileが伝えています。

アップルの主要サプライヤであるフォックスコンの消息筋によると、アップルは現在、従来のモデルより大型化した2種類のiPhoneを開発中であるとのこと。5.7インチのモデルは、サムスンのGalaxy Note 3やGalaxy Mega、ソニーのXperia Z Ultraといった製品に代表される、ファブレットの市場に投入されるのではと予測されています。初代Galaxy Noteで空前の成功を収めたサムスンは、その後2種の後継機と同じクラスの数多くのタブレットを発表しています。

アップルが、ファブレット製品でスマートフォンやタブレットとどのような差別化を図るかは不明です。Androidファブレットの1つの問題点は、大きな画面が無駄に感じられることがままあることです。これは、スマートフォンモードで使用するとファブレット機能がロックされて、同じアプリでもタブレットのようなマルチカラム表示ではなく1つの画面を拡大する方法で表示されることが原因で、OSの問題です。

iOSのファブレットがどのような操作モードを持つことになるかはまだ不明ですが、ユーザーがアプリの実行や操作、情報表示の方法などを選択できれば、最高のユーザー体験が得られるはずです。

iOS in the Car

4.7インチのiPhoneも、アップルのラインナップとして興味深いモデルです。アップルは長い間同じ3.5インチのスクリーンサイズを採用し続け、iPhone 5でようやく4インチのモデルを発表しました。アップルは、4インチ以下であれば両手を使わず片手で画面の隅から隅まで快適に操作できると主張していました。しかし、Siri Eyes FreeとiOS in the Carで自動車市場への参入を開始したことで、焦点は運転中の安全性に移行し、片手での操作性の重要度は低くなったのかもしれません。

※Eyes Free・・アップルが2012年のWWDCで発表した機能で、これに対応した車は、ハンドルを握ったまま、iPhoneに触れることなく、Siri経由でiPhoneを操作できる。現時点では自動車メーカーの対応はあまり進んでいないもよう。

※iOS in the Car・・2013年のWWDCで発表。Eyes Freeの進化版。iOS 7.1から本格始動が見込まれる。

アップルが従来のモデルより大きいiPhoneを開発中であるとする噂は、以前にも報じられたことがあります。4.7~5.7インチというサイズの幅は、市場に最も適したサイズを見極めるためにアップルが様々なテストを行っていることを示唆しているのかもしれません。

一方Phone Arenaは、4.7インチと5.7インチの両モデルに生体認証装置が搭載されるかもしれないと伝えています。アップルはiPhone 5sでTouch IDという指紋認証を採用していますが、それとは別のセキュリティ機能を開発している可能性があるようです。具体的には、PrimeSense社の買収を通じて獲得した、モーションセンサー機能を備えた装置であるとのことです。

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