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台湾ペガトロン、iPhone 6の生産まもなく開始

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台湾のChina Timesは18日、アップルのサプライヤである台湾のペガトロンが、中国にある同社の新工場の稼働に向け、採用活動を開始したと報じました。第2四半期(4~6月)から始まるとされる、次期iPhoneの生産に向けた動きとみられています。米国Apple Insiderのレポートです。

Chine Timesは消息筋から得た情報として、ペガトロンが第2四半期から崑山にある工場でiPhone 6の初期生産を開始すると伝えました。工場は第3四半期(7~9月)にフル稼動の状態に達するとみられています。China Timesの情報は、アップルの毎年の製品サイクルに一致しています。

ペガトロンは、台湾のフォックスコンと共にiPhone 6の生産を請負うと伝えられていますが、両社の受注比は不明です。ペガトロンでは今後、何千人もの従業員が稼動に向けた訓練を受けるとみられます。

アップルがサプライチェーンの多角化を図る中、ペガトロンは存在感を増し、iPhone 5cとiPad miniの生産では重要な役割を担いました。しかしiPhone 5sのような高級機器は、これまでのところフォックスコンが生産を独占しています。

昨年のちょうど今頃、中国のウェブサイトEMS Oneが「アップルの毎年恒例のiPhone計画がスタートする」と報じました。そのときEMS oneは、2013年には2種類のiPhoneがリリースされると予測して、後のiPhone 5sおよび5cとなる製品の計画について、正確に伝えていました。

今年は、再び2種類のiPhoneが発表され、製品ラインナップに大型のモデルが追加されると噂されています。アップルは、2012年に4インチのiPhone 5を発表するまでiPhoneのサイズを5年間変更せず、3.5インチのディスプレイにこだわり続けて来ました。その間、競合各社はニッチ戦略を取り、大型化を続ける様々なデバイスを発表し、サムスンのNoteシリーズのような「ファブレット」を誕生させるに至っています。

ISIグループのアナリスト、ブライアン・マーシャル氏は、17日に投資家向けに発表したレポートの中で、デザインを一新した大型のiPhoneが発表されたら、その製品は全てのアップグレードサイクルの中心に位置することになるだろうと断言しました。これは、iPhone・アンドロイドを問わず、大量の旧機種ユーザーがiPhone 6に乗り換えることを意味します。マーシャル氏は、アップルが今秋、4.7インチと5.5インチの2つサイズのiPhoneを発表すると予測しています。

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