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スマホ市場、大型iPhone 6の発売でシェア激変?アンドロイドユーザーもiPhoneに大量流入か

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カナダロイヤル銀行の投資部門、RBCキャピタルマーケッツが24日(現地時間)に発表した最新の調査結果によると、アップルは今年、大型ディスプレイを持つ新しいiPhoneを発表することで、Androidの顧客を奪ってiPhoneの顧客基盤を劇的に拡大する可能性があることが示されたとのことです。米国Apple Insiderが伝えています。

iPhone 6のモックアップ画像

RBCキャピタルマーケッツは、約4,000人の消費者を対象にアンケートを実施。同社アナリストのアミット・ダーヤナニ氏が投資家向けに発行した書簡によれば、他社のスマートフォンの購入を計画している人のうち、35%が、もしディスプレイが従来の4インチより大きくなるのであればiPhoneの方を選ぶと回答した、とのこと。

回答者は、5.5インチのiPhoneを購入するために、プラス100ドル(約1万円)を支払うことにも肯定的で、画面が大型化するのであればその価値はあると考えている様子。この場合、携帯電話会社が支払う販売補助金は299ドル(約3万円)となりますが、アップルは携帯電話各社と、このような価格の上乗せについて検討を重ねていると伝えられています。

機種のアップグレードを決定する最も重要な要因は、スマートフォン専門家の間で長いこと話題の的となっているバッテリー寿命だとされてきました。しかしアンケート回答者の33%は、買い替えを第一に挙げ、23%はより大きなディスプレイへの移行、18%はプロセッサの改善を挙げています。

従来の携帯電話の2年契約は、デバイスのアップグレードサイクルを規定する要因となってきましたが、新しいiPhoneの発売は、多くの消費者の買い替えサイクルにこれまで以上に調和しているようです。調査回答者の74%は新しいiPhoneの発売が近いことを認識しており、40%はこの発売が自分の買い替えを促す動機になると回答しています。

これはアップルにとって有利に働く可能性があります。米国の携帯電話会社は、2年契約の要因となっている補助金の前払いを削減する方向で動いているためです。それによって長期の契約義務がなくなれば、消費者はいつでも自由に、最新かつ最高の機種に変更することが可能になるでしょう。

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