格安SIMのメリットとデメリット

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ドコモ、au、ソフトバンクなどの大手キャリアと比べて、格安SIMには圧倒的な価格優位性があります。一方で、大手キャリアが提供する高品質なサービスは期待できません。当然ですが、格安SIMにはメリットもあればデメリットもあります。

キャリアから格安SIMに乗り換えようと考えている方は、格安SIMのメリットとデメリットをしっかりと理解し、そのうえで乗り換えるか否かの判断をしてください。

格安SIMのメリット

月額料金が圧倒的に安い

格安SIM最大のメリットは、月額料金がキャリアと比べて圧倒的に安いことです。格安SIMのメリットは他にもいくつかありますが、そのすべてが料金を安く抑えられることに繋がるものばかりです。従って、現在お使いのキャリアの料金プランに不満がない方は、わざわざ格安SIMにのりかえるメリットはありません。

格安SIMの月額料金はキャリアの1 / 3程度
スマホを格安SIMで運用すると毎月の料金は劇的に下がります。民間調査会社のMMD研究所が2016年2月に実施した調査によると、ドコモ、au、ソフトバンクのスマホユーザーの平均月額料金は7,433円。一方、格安SIMユーザーの平均月額料金は2,067円。キャリアと格安SIMでは、毎月の支払いに3倍以上の開きがあることが分かります。

この安さこそが、格安SIM最大のメリットです。

料金プランの選択肢が豊富

今でこそ、キャリアの料金プランも多様化してきましたが、それでも、格安SIMのそれには及びません。ドコモ、au、ソフトバンクの3社で市場をほぼ独占しているキャリアと違い、格安SIMは主な事業者だけでも10社以上あります。競争が激しい分、料金プランも必然的に多様化していきます。

例えば、U-mobileプレミアムやDTI SIMのようにデータ容量を無制限に使えるプラン、楽天モバイルのように200Kbpsの低速ながら使い放題のプラン、エキサイトモバイルやb-mobileのおかわりSIMのように使った分に応じて料金を支払う従量制プラン、OCNモバイルONEのように1日単位でデータ容量が割り当てられる日次プランなど、キャリアにはない個性的なプランが目白押しです。

通信量としてカウントされない低速モード

低速モード機能は格安SIMを利用するメリットの一つと言えます。低速モードは通常の高速通信と、速度を200Kbpsに抑えた低速通信を専用アプリやウェブサイトから自由に切り替えられる機能です。低速通信時のデータ消費量はカウントされないため、低速モードをうまく活用すれば、データ容量を大幅に節約することができます。

200kbps(速度制限時)でできること、できないこと

ただし、すべての格安SIMが低速モード機能を提供しているわけではありません。

高速 / 低速の切り替えが可能な格安SIM一覧

格安SIM9枚、低速モード時の速度テスト

2年縛りがない

キャリアとの契約は、基本的に2年単位の契約が前提となります。契約期間中の解約には各社とも9,500円の違約金を課していますが、2016年に入り2年縛りの内容は緩和されつつあります。

これまで、無料で解約できる期間(更新月)は2年契約後の1ヶ月間のみでしたが、これは2ヶ月間に変更されました。他にも、長期利用者に割引やポイント還元をする特典も新たに追加されました。

ドコモ、2年縛りを大幅緩和した「フリーコース」発表 長期利用者向け割引も拡充

ソフトバンク、長期利用特典を発表 2年契約更新でTポイント1万5000円分還元

au、会員制プログラム「au STAR」発表 - 長期優待や優先予約など提供

しかし、各社とも最低利用期間が2年間に設定されていること自体に変更はありません。

一方、格安SIMでは、データ通信専用SIMに関しては、いつ解約しても違約金が発生することはありません。データ通信と通話の両方ができる通話SIMの場合、最低利用期間は6ヶ月から1年で、違約金は6000円~1万円程度に設定されています。

中には、mineoやFREETELのように、通話SIMであっても、最低利用期間を設けていない格安SIMもありますが、こういったSIMの場合、MNP転出に高額の転出料を設定しているのが一般的です。

mineo:1年以内のMNP転出料1万1500円。
FREETEL:1ヶ月目のMNP転出料が1万5000円、2ヶ月目が1万4000円、以降、1ヶ月につき1000円ずつ減額(13ヶ月以降は2000円)。

格安SIMのデメリット

通信速度にばらつきがある

キャリアと比べると、格安SIMの通信速度は遅いです。特に、ネット利用者が急増する平日の12時20分から12時50分は遅いです。月額料金が3倍近く違うので、ある程度のことは目をつぶらないといけません。

一口に格安SIMと言っても、大手だけでも10社以上あるので、通信品質はそれぞれに特徴があります。当サイトでは、定期的に格安SIMの通信速度をテストしているので、そちらを参照してみてください。

格安SIM各社の通信速度テスト

通話料金が高い

以前、電話をよくかける方にとって格安SIM最大のデメリットは、通話料金の高さでした。キャリアでは標準サービスとなった「かけ放題プラン」が無く、いくつかの格安SIMが提供する通話定額プランの内容も貧弱なものでした。

しかし、2016年3月に楽天モバイルが「5分かけ放題オプション(月額850円)」をリリースして以来、状況は変化しつつあります。2016年8月現在、「5分かけ放題」プランを提供する格安SIMは、楽天モバイル、FREETEL、DTI SIM、OCNモバイルONEの4社。9月からはIIJmioも同等のプランをスタートさせます。

もはや、格安SIMで通常の通話料金(20円/30秒)を支払う時代は過去のものになりつつあります。

かけ放題・通話定額プランのある格安SIM比較

iOSのアップデート時は注意が必要

iPhoneやiPadで格安SIMを利用するには、各社が提供するAPN構成プロファイルをデバイスにインストールする必要があります。APNとはAccess Point Nameの略で、インターネットに接続する際に必要となる接続先の情報のこと。これらの情報をひとまとめにしたのがAPN構成プロファイルです。

iOS:MVNO各社のAPN構成プロファイル一覧

APN構成プロファイルのインストール方法

iOS 9からiOS 10など、iOSに大幅なアップデートがある際、従来のAPNでは通話やインターネットを利用できなくなることがあります。従って、iOS 10がリリースされても、すぐに飛びつくことはせず、契約中の格安SIMが動作確認を完了し、新しいiOSへの対応状況を公表するのを待ちましょう。


必要であれば、新たなAPN構成プロファイルがリリースされるはずです。

au回線でiPhoneのテザリングが使えるのはUQ mobileのみ

iPhoneに限って言えば、ドコモ回線の格安SIMではドコモ版・SIMフリー版ともにテザリングを使えますが、au回線の格安SIMでは、UQ mobile以外はiPhoneのテザリングが使えません。

UQ mobile、iOS 10.1でテザリングに対応 APNの設定も不要に

使えない端末がある

ソフトバンク回線を使用する格安SIMは今のところないため、ソフトバンクで購入したiPhoneやiPadでは、SIMロック解除をしない限り格安SIMを利用できません。ドコモ版、au版、SIMフリー版のいずれかの端末が必要となります。

SIMロック解除なしでソフトバンクのiPhone・iPadが使える格安SIMが発売されました。

ソフトバンク回線の格安SIM:b-mobile SとU-mobile Sの比較

これだけではありません。

上記の条件をクリアできたとしても、すべての端末が格安SIMに対応しているわけではありません。ドコモ回線を使用する格安SIMだと、iPhone 5c以降の端末であれば、基本的に利用可能です。iPhone 5以前の端末については、格安SIMにより対応状況が異なります。

mineoやUQ mobileなど、au系格安SIMの場合、対応するiPhoneやiPadのモデルはさらに限られるので、契約前に各社ウェブサイトで動作確認済み端末を確認しましょう。

Googleで「MVNO(mineoなど) + 動作確認」と検索すれば、簡単に見つかります。

au回線格安SIMの注意点

キャリアの端末割引を受けられない

iPhoneの購入に割引価格が適用されるキャリアと違い、格安SIMの場合は基本的にApple StoreからSIMフリーの端末を購入することになるため、割引はありません(中古品を購入するという手もあります)。

iPhone 6sの端末価格:ドコモ VS Apple Store
Apple StoreのiPhone 6s 16GBモデルの価格は現在8万5,104円(税込み)ですが、ドコモで購入すると、割引後の端末価格は以下になります(以下すべて税込み)。

新規契約:3万1752円(Apple Storeより5万3352円安い)
機種変更:2万6568円(Apple Storeより5万8536円安い)
MNP:1万5552円(Apple Storeより6万9552円安い)
※カケホーダイライト + データMパック《5GB》を2年間利用した場合)。

iPhone 6s購入時の支払額の内訳 - ドコモオンラインショップ

iPhone SEの端末価格:ドコモ VS Apple Store
iPhone SE 16GBの場合は、Apple Storeの価格が51,624円。ドコモで購入すると、新規・機種変更・MNPともに1万5,552円(カケホーダイライト + データMパック《5GB》を2年間利用した場合)。Apple Storeとドコモの価格差は3万6072円になります。

iPhone SE購入時の支払額の内訳 - ドコモオンラインショップ

端末代と月額料金の両方を考慮し決めるべし
カケホーダイライト + データMパック《5GB》の月額料金は7,560円です(分割払い時の端末代を除く)。一方、格安SIMの同等プラン(5分かけ放題 + 5GB)の月額料金はDTI SIMが2916円、楽天モバイルが3240円。5GBプランの最安はDMM mobileの1307円(データ通信専用)です。

格安SIMの月額料金は文字通り格安ですが、キャリアによるiPhone本体の割引額もまた結構なものです。iPhoneを新たに購入する際は、こういったことも考え合わせて判断する必要があります。

キャリアメールが使えない

キャリアから格安SIMに乗り換えると、それまで使用していたキャリアメールは使えなくなります。メールアプリに保存されている過去のメールはそのまま残りますが、送受信はできません。

代替策として、GmailやYahoo!メールなどの無料メールを使うか、格安SIMが提供する独自ドメインのメールアドレスを使うことが考えられます。楽天モバイル、mineo、Nifmo、BIGLOBE SIM、OCNモバイルONEなどの格安SIMは、無料でメールアドレスを提供しています。

格安SIMの基礎知識

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