Apple SIM、日本で販売開始 auが対応プラン発表
アップルは17日、iPad向けApple SIMの販売を日本でも開始したことを公式ホームページで公表しました。
「Apple SIM」とは、複数の通信会社のネットワークを選択・利用できるアップル独自のSIMカード。iPad Air 2の発売に伴い導入されたものです。日本では今後、auが同日に発表した「LTEデータプリペイド」をiPad上で契約することで、Apple SIMを利用できるようになります(1GBごとに1,500円)。
これにより現在、アップルのホームページには英米の大手通信事業者(米AT&T、Sprint、T-Mobile、英EE)や世界90カ国以上で利用可能なプリペイド型データ通信SIM「GigSky」と並んで、auのロゴもサービス・パートナーとして表示されています。
当初、Apple SIMを使ってiPadで通信ができるのは米国と英国のみでしたが、今年6月アップルがGigSkyとの提携を開始したことにより世界90カ国および地域での利用が可能となりました。GigSkyは、世界各国で使えるプリペイド型のSIMカードで、海外では通常の国際ローミング料金よりも格安でインターネット接続を利用することができます。
このように特に旅行者にとっては便利なApple SIMですが、キャリアやネットワークの垣根を超えてという点では、まだまだ普及していないのが実情です。理由としては、各キャリアが独自のサービスやプランなどによって利用者を縛り、囲い込んでいることなどが挙げられるでしょう。
Apple SIMは現在、米国を始めとする全13カ国(オーストラリア、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国)のApple Storeで購入することが可能です(日本では600円)。
また同SIMが対応するのは、CellularモデルのiPad Air 2、iPad mini 4、iPad mini 3およびiPad Proの4機種となっています。
via - Apple Insider