iPhone 4Sが売れまくる10の理由

米国のWindows IT Proによると、iPhone 4Sの販売台数は発売開始から3日で400万台を突破し、アイフォン史上最大のベストセラー商品となっています。

また現時点のスマートフォン市場で最も人気のある商品であり、香港では予約販売がわずか10分で終了、韓国ではサムソンのGalaxy SⅡを凌ぎたった一日で20万台を売り上げました。

専門家らは、iPhone 4S販売の行方を新味がないとして悲観していましたが、いざふたを開けてみると、アップルで最も成功したスマートフォンとなりました。 では何故、このような大成功をおさめているのでしょうか?

Windows IT Proは、以下に述べる10の理由があるのではないかと分析しています。

1.アイフォン史上最高の出来栄え

ネット上ではiPhone 5にまつわる噂が盛んに流れましたが、iPhone 4Sは最良のアンドロイド系スマートフォンを超えているか、またはそれに近いスペックを誇っています。iPhone 4はやや古び始めていますが、iPhone 4SはLG、サムソン、モトローラなどの最新の製品に引けを取っておりません。


2.大事な所がアップグレード

iPhone 4Sは、予想されていたような大きなスクリーンはなく、4Gサポートもなく、新しいフォームを取ることもありませんでした。しかし、より高速なデュアルコアA5チップ、64GBのメモリー容量、大幅に改善された搭載カメラ、そして音声アシスタント機能をもつ「Siri」など、大事な所でアップグレードされています。


3.契約期間の問題

iPhone 3GSの数百万人のユーザーらは2009年の第4四半期、2年間の契約にサインしましたが、それが今や期限切れとなりつつあります。これらのユーザーにとって、3Gを大きく上回る機能を持つものであれば、iPhone 4SであろうがiPhone 5であろうが、あまり関係のないことです。


4.ブラックベリーとWebOSの遅れ

ブラックベリーの製造元RIMも技術的に卓越したWebOSも、市場シェアの縮小、マネジメントの失敗などで苦境にあります。スマートフォン市場は、アンドロイドとアップルの二台勢力がトップを争う様相を呈しており、RIMもマイクロソフトもその後ろかなり遅れて、三番手として走っています。


5.アンドロイドの悩み

アンドロイドは世界的な成功をおさめつつも、その問題点が露呈しつつあります。OS断片化の問題がそれで、開発者とユーザー双方の悩みの種です。またマルウェアの恰好の餌食ともなっています。さらにグーグルとアンドロイド陣営は、特許訴訟という形で、マイクロソフトやアップルからロイヤリティーを強く求められつつあります。


6.シンプリシティ

どんな素人でも簡単に使用できる製品という意味で、アップルは他の追随を許しません。幼い子供でも老人でも、iPhoneやiPadなら直ぐに使いこなすことができます。これにひきかえアンドロイドの複雑さには、まごつくことがしばしばです。


7.アイフォンというプラットフォーム

アップルはすでにiPodやiPhoneの顧客を大量に抱えており、楽曲、本、ゲーム、ビデオ、アプリなど様々なコンテンツを販売しています。もし顧客が自分の収集したこれらコンテンツを、アンドロイドやウィンドウズフォンなど他のデバイスに移し変えるとすれば、そこにはかなりの面倒が伴います。マイクロソフトのウィンドウズのプラットフォームで安息するユーザー同様、アイフォンのプラットフォーム内でアップグレードする方がラクちんなのは間違いありません。


8.新しいキャリア

日本でもiPhoneキャリアのソフトバンク独占は崩れましたが、北米でもSprintがiPhoneキャリアとして名乗りを上げ、AT&TとVerizonに加わって三社体制となり、米国の何百万人ものユーザーがiPhone 4Sを手に出来る可能性が広がりました。


9.スティーブ・ジョブズの遺産

ジョブズ前CEOの死はiPhone 4Sの発表後数週間、世界各国のニュース記事を独占し、世界の目がアップルに集中しました。iPhone 4Sへの宣伝効果が計り知れないものとなったのは、疑いようがありません。


10.アップルはもはやニッチではない

よくあるのは、アップルが卓越した美意識に貫かれたニッチなPCメーカーだという誤解です。そうではありません。アップルはすでに世界有数のハイテク企業であり、iPods、iPhone、ラップトップPCなど多くの製品で巨大な市場を席巻しています。顧客は、アップルロゴ付きのTシャツを着たアップル教の信者だけなのではなく、大量市場そのものがその支持者となっています。

以上が10の理由です。皆さんはどのようにお考えですか?

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