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Apple2012年のロードマップ: iPhone 5、iPad 3、iOS 5.1、iTV

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英国のKnow Your MOBILEは、製品リリースやソフトウェアのアップデート状況を元に、アップル社の今年2012年の展望を伝えております。

昨年2011年第4四半期の業績発表を受け、アップルの株価は急上昇。多くの識者はこれを、iPhone 4Sの販売好調(先行機種であるiPhone 4を70%超え)によるものと指摘しましたが、大切なポイントを見逃していました。

大切なポイントは、iPhone 4Sだけの成果というよりも、アップル社のグローバルブランドの力が先例のないほど大きくなったことです。むしろiPhone、iPad、iPod、Mac Pcすべてのコラボレーションゆえと見るべきです。過去数年を振り返っても、同社はiOSのアップデートだけでなく、新iPhoneと新iPadを年一回発表するなど、リズミカルと言ってもいい絶好調ぶり。今年2012年も同様でしょう。ティム・クック会長も、この勢いをできるかぎり持続させたいと考えていることです。何事も永遠ではありませんが、アップルの快進撃は今年も続き、新テクノロジーが誕生する年となります。

以下は、今年アップル社で期待される全てのリストです。

iOS 5.1 (2月 or 3月)

まず、iPad 3とiOS 5.1のローンチが同時なのか、別々なのか。これは未だ分りません。アップルのみぞ知るです。

iOS 5.1では、Siri(音声アシスタント機能)に追加機能が加わります。デバイスの設定やアプリとのやり取りが音声で可能となり、日本語にも対応する見込みです。またiPhone 4Sを悩ませたバッテリーのバグも修正され、Eメール用キーボードも新しくなって「@」に簡単にアクセスできるようになります。

フォトストリームも若干機能向上し、iTunes Matchが3G上で使えるようになる模様です。他にも、ノキアのLumia搭載の運転用ナビゲーションアプリに対抗して、Siriを用いたナビゲーションアプリが登場するとも言われています。現状判明しているのはそれぐらいですが、リリース日が近づけば、さらに多くのアップデートが聞かれるようになるでしょう。

iPad 3 (3月)

市場に出回っているアンドロイド系タブレットの膨大さにもかかわらず、アップルは2011年第4四半期、世界一のタブレットメーカーとなりました。 米調査会社Strategy Analyticsによると、アップルは同四半期、1540万台のiPadを売り上げ、市場シェア57.6%を確保して首位。一方のGoogleアンドロイドは39.1%の二番手。

Googleのアンドロイド系デバイスは文字通り何百とあるにもかかわらず、このような結果になったのは意外の感もあるかと思われます。アンドロイドはiOSを遥かに超える数の製品に搭載されています。しかしこれは時間の問題で、今後、後者はどんどん伸びていくでしょう。とは言いつつも、アンドロイド系タブレットは何であれ、新iPadほどの注目度を集めることはないでしょう。

来月リリースが噂されている「iPad 3」は、現行iPad 2の約2倍となる高解像度Retinaディスプレイ(2048×1536ピクセル)搭載が期待されています。またサムスン製のARMクアッドコアA6プロセッサー、RAM1GB、LTE(高速新通信規格)サポート、正面のHDカメラ、新Siriなど、盛りだくさんのアップグレードが見込まれています。ただiPad 3はRetinaディスプレイのせいで、iPad 2より1mm分厚くなると言われています。

iPhone 5 (6月)

多くの人が、昨年のiPhone 5リリースを期待しました。しかし実際は、皆さんご存知のように、iPhone 4SがSiri搭載で登場し、本質的にiPhone 4のバージョンアップといった趣でした。

ゆえに今年2012年は、再デザイン化されたiPhone 5の出番と考えたくなるのは当然のこと。アップルは今年、予想よりも早い時期にiPhone 5をリリースするでしょう。「夏リリース」の噂が、アップル製品を委託生産している中国のフォックスコン内部から漏れています。調整は最終段階に入り、生産開始間際まで来ているとのこと。

「iPhone 4の二番煎じのようなiPhone 4Sではなく、iPhone 5は完全に再デザイン化される」との声もあり、そのスクリーンは4インチとなり、多くのアンドロイド系デバイスと肩を並べます。

またLTEも大きな期待を寄せるポイントです。4G LTEネットワークとの互換性を備えることで、より高速なウェブ閲覧が可能になります。

アップルiTV (2012年後半)

PC、スマートフォン、タブレット、音楽業界の制覇を成功裡におさめたアップルは今、テレビの世界に照準を定めています。真にアップルの流儀で、私たちの持つテレビセットの認識を再発明してくれることでしょう。

アップルのiTVについては、あまり多くのことが知られていません。噂の多くが、Siri搭載であるとか、iTunesやアップルストアへのアクセスなどを伝えているだけです。実物を見たと称する筋によると、それは「42インチiPad」のようだったとのこと。

カナダの新聞The Globe経由のリーク情報は、「iTVはSiri搭載で、チャンネルを音声で変えることができる」とし、「音声と手のジェスチャーで、ソファに座ったままテレビをコントロールできる。スクリーン上のキーボードも同じように起動することができ、ネットサーフィン、ビデオチャット、TwitterやFacebookのようなソーシャルメディアも使用可能。すべて手を触れることなく操作できる」と語っています。

最新の噂では、アップルiTVのリリースは今年第2四半期とされていますが、マーケティングのスケジュール調整、提携契約の確保、生産完了まで済ませるのに6か月は短すぎるとの理由から、アナリストやサプライチェーン筋の情報からは異論の声が上がっています。

確かに正鵠を得た意見ですが、もしアップルがすでにこれらを全部終えていたら、どうなるでしょうか?第2四半期リリースも、あながち的外れではないかもしれませんね。

以上が、英国のKnow Your MOBILEが挙げる今年のアップル新製品の展望です。あなたはどう見ますか。

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