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ソフトバンク、米iPhoneキャリア「スプリント」買収へ1.5兆円

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日本の携帯会社最大手の1つであるソフトバンクが、米第三位の携帯電話プロバイダー会社スプリント・ネクステルの買収を交渉中である、と伝えられています。AppleInsiderによるレポートです。

ニュースサイトBloombergの10月12日のレポートによれば、ソフトバンクはスプリントの株式の2/3を取得して同社を支配下に置くことを画策中とのことです。2人の人物から詳細が伝えられた模様です。

日本経済新聞によれば、ソフトバンクが費やす金額は190億ドル、つまり1.5兆円を越えるとのことですが、金額の情報源は明らかにされていません。

ソフトバンクにしてみれば、互換性のあるキャリア会社を買収することで、アメリカ市場に参入する絶好の機会と捉えているのでしょう。ソフトバンクは日本で、スプリントはアメリカで、それぞれスウェーデンのエリクソンAB社が製造するワイアレス機器を使用しています。

スプリントは、昨年アップルと契約を交わし、顧客にiPhoneの提供を始めています。報告によれば、同社は4年間に合計3千50万台ものiPhoneを仕入れることに同意しました。これは約200億ドルに相当する契約であり、同社がアップルに「社運を賭ける」という路線変更の表れと見なされています。

iPhoneの契約を行う前、スプリント社からは大量の契約者が離反し、業界最大手であるベライゾンやAT&Tへと逃げていました。本来同社は、高速の4Gデータ通信にWiMAX技術を採用していたのですが、既にLTEに切り替えています。アップルの最新iPhone 5は高速データ通信にLTEを採用しており、WiMAXとは互換性がありません。

今年の7月、スプリントは新規顧客の獲得にiPhoneが大きな役割を果たしたことを明らかにしています。

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