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2014年、iPad製品の発売見通し - KGI証券

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アップル製品の予測に定評のあるKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、15日に発表した最新の投資家向けレポートの中で、2014年のiPadのラインナップに関する見通しを公開しました。米国の9to5Macが伝えています。

iPad 2は2014年第1四半期(1~3月)に廃止される

13日に発表された別の報道でも同様のことが伝えられています。2011年3月に発表されたiPad 2は、非Retinaディスプレイ、30ピンDockコネクタ、A5プロセッサなどの古い技術が使用されているため、廃止が検討されているようです。ただし、教育市場では依然人気があるモデルのため、iPadの教育向けバージョンとしてのみ、存続される可能性もあるとのこと。

第4世代iPadは2014年第1四半期から大量生産が再開される

以前、iPhone 4がいくつかの地域で生産を再開したことがありましたが、同様にiPad 4の生産も再開されるとクオ氏は予測しています。理由は不明(おそらくは廃止されるiPad 2の置き換え)ですが、このモデルはRetinaディスプレイ、ライトニングコネクタ、A6Xのシステム・オン・チップなど、現在でも十分に通用する技術が使われています。

iPad Airは第3四半期(7~9月)の終わりにアップデートされる

クオ氏によれば、さらに進化したプロセッサ(A8がほぼ確実)と、iPhone 5sに使用されている指紋読取機能Touch IDが新たに搭載される予定とのこと。第3四半期の終わりということは、昨年の10月発表11月発売というタイムフレームよりも時期が早まりそうです。

新しいiPad miniが2014年に発表される可能性は低い

クオ氏は、iPad Airの人気が高いことと、アップルが他の新製品の開発に専念していることをその理由として挙げています。2013年後半に、A7チップとRetinaディスプレイを新たに搭載してアップデートされたiPad miniは、現在の技術で非常に安定しているため、2014年中のアップデートは必要ないとみられています。

大型のiPadが今年中に発表される可能性も低い

クオ氏は、アップルが、新しいアプリケーションを駆動させるために12.9インチ版の大型iPadを開発していることは確かだが、今年それが発売される可能性は低く、もし発売されるとしても数量は限定的になると述べています。理由として、アップルのソフトウェアチームが、近々発表されるiWatchのソフトウエアを完成させることに集中しており、iPadの大型化よりそちらの方が優先度が高いことを挙げています。

一昨年や昨年とは異なり、今年は複数のiPadの発売はないようです。その代わり、年月の経ったiPad 2が処理速度の速いiPad 4に置き換えられ、iPad miniは現状を維持し、人気の高いiPad Airは最新の技術で強化されることが予測されています。

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