iPhone15 最新情報

iPhone 15の最新情報・ニュースをお伝えしています。情報源は主に、証券会社や投資銀行のアナリストレポート、米国や台湾の主要メディアの報道。基本的に、個人で活動しているいわゆるリーカー(leaker)情報は情報源としていません。

更新情報

・3/9 ソニー製LiDARで性能向上 - バークレイズ

・3/3 15 Proに大きな乗り換え需要- DigiTimes

・2/28 アップルは5Gチップを内製化- クアルコム

・2/24 新色ダークレッド登場か- 9to5Mac

・2/23 iPhone15は6.2インチか - 9to5Mac

・2/22 メモリ容量と仕様を強化 - TrendForce

・2/17 流出したCADデータによると - 9to5Mac

発売日は2023年9月

発売日は2023年9月

アップルは2012年のiPhone 5以降、毎年9月にiPhoneの最新モデル少なくとも1機種を発売してきたことから(唯一の例外は2020年10・11月に発売したiPhone 12)、iPhone 15の開発も2023年9月の発売に向けてスケジュールが組まれているとみて間違いないでしょう。

米テック系メディアの9to5Macが2023年1月2日付の記事で伝えたところによると、ハイトン国際証券のアナリスト、ジェフ・プー氏は顧客に向けたレポートの中で、iPhone 15の発売日を9月23日と報告したそうです。発売まで8か月もある段階で、具体的な発売日の情報が出るのはかなり違和感がありますが、これはおそらく、リーク情報ではなくただの予想だと思われます。毎年新型iPhoneの発売日に関するリーク情報が出てくるのは発売直前の8月頃です。

もう一点気になるのは、アップルは歴代iPhoneの最新機種をほぼ例外なく金曜日に発売してきたことです。2023年9月23日は土曜日です..。

画面サイズに変更なし、iPhone 15 Ultra?

画面サイズに変更なし、iPhone 15 Ultra?

アップルが満を持して投入した6.7インチのiPhone 14 Plusは、発売から2週間もたたないうちに減産のニュースが報じられるなど、明らかな販売不振に陥っています。しかし9to5Macによると、アップルは今のところiPhone 15シリーズにおいても、iPhone 14シリーズと同様のディスプレイサイズをラインナップするようです。つまり、iPhone 15と15 Proが6.1インチ、 iPhone 15 Plusと15 Pro Maxが6.7インチということです。

iPhone 15は6.2インチか?

9to5Macが入手したiPhone 15のCADデータによると、iPhone 15の画面サイズは現行機種の6.1インチではなく6.2インチだそうです。

iPhone 15 Ultra?

米ブルームバーグのマーク・ガーマン氏によると、最上位機種のiPhone 15 Pro Maxは、iPhone 15 Ultraと呼ばれることになるかもしれないとのこと。アップルはこのところ、「Apple Watch Ultra」や自社製半導体チップの「M2 Ultra」のように、最上位モデルの名称に「Ultra」を好んで付けていることから、「iPhone 15 Ultra」も十分にありえる話だと思います。

デザイン刷新か踏襲か?

デザイン刷新か?

ブルームバーグのマーク・ガーマン氏は、アップルがiPhone 12の基本デザインをiPhone 13、iPhone 14と継続してきたことから、iPhone 15では新たなデザインが採用されるとみています。アップルは元来、新型iPhoneのデザインを2年周期で刷新してきました。これは、携帯会社との契約期間が2年だったことと関係しているかもしれません。

しかし、アップルは近年、3年ごとにiPhoneの基本デザインを大きく変更しています。現行モデルのiPhone 14の基本デザインは、iPhone 12の流れをくむものです。このパターンを基にすると、iPhone 15は新たなデザイン周期に入ることになります。

一方、アップル専門メディアのMacRumorsは、iPhone 15のデザインについて、「大きな変更はない(no major design changes)」と述べています。どちらの見立てが正しいかはわかりませんが、両者とも同じことを述べている気もします。「3年周期」の始まりとなるiPhone Xのデザインは、次の「3年周期」のiPhone 12と比較して、「大きな変更はない」と言えなくもありませんし、細かいところを見れば刷新と捉えることもできます。

上位2機種にチタン製フレーム

アナリストのジェフ・プー氏は、Proモデルのフレームについて、チタン製の素材が採用されると予測しています。チタンは軽くて強く耐食性に優れるという特徴を持つ一方で、非常に高価なことでも知られています。

アップルはこれまで、iPhoneとiPadの素材にチタンを採用したことはありませんが、昨年発売したApple Watch Ultraでは、筐体に同素材を採用しています。

流出したCADデータによると...

iPhone 15 Pro

image - 9to5Mac

9to5Macが信頼できるケース製造業者からiPhone 15 ProとされるCADデータを入手し、それを元に3DアーティストのIan Zelbo氏がレンダリング画像を作成しました。

11 Pro、14 Proと比較

左から11 Pro、14 Pro、15 Pro
image - @ianzelbo

9to5Macによると、15 Proはディスプレイのガラスと側面のフレームの端が湾曲加工されているため、両部分がよりシームレスに結合して見えるといい、14インチと16インチのMacbook ProやM2搭載MacBook Airのデザインに似ているとしています。

また、背面カメラの出っ張り部分はより厚みを増していることから、より大きなイメージセンサーやレンズが搭載される可能性があると述べています。

新色ダークレッド登場か

ダークレッド

新色ダークレッドのモックアップ画像
image - @ianzelbo

アップルは近年、iPhoneのProモデルに特別なカラーオプションを用意してきました。12 Proにパシフィックブルー、13 Proにシエラブルー、14 Proにスペースブラックとディープパープルというように。9to5Macが入手した情報では、アップルはこの流れを継承して、iPhone 15 Proにダークレッドを追加する計画のようです。また、アップルはiPhone 15と15 Plus向けに、ライトブルーとピンクのカラーオプションもテストしているといいます。ただし、発売までに相当な時間があるため、変更される可能性もあると付け加えています。

下位機種にもDynamic Island

下位機種にもDynamic Island

iPhone 14のProモデル2機種に初めて導入されたDynamic Islandが、iPhone 15の下位機種(15と15 Plus)にも追加されるだろうと、ディスプレイ調査会社DSCCのCEOロス・ヤング氏が述べています。

Dynamic IslandはiPhone 14 Pro / 14 Pro Maxで初めて導入された機能で、通知、アラート、アクティビティを一か所のインタラクティブなスペースに集めて表示するというもの。ディスプレイ上部の切り欠きと置き換わる形で登場した同機能は、iPhone 14 Proモデルの特徴の一つとしてそれなりに注目を集めましたが、個人的にはその有用性がいまいちわかりません。 先進的な"感じ"はするものの、"これいる?"と思うことが多々。更なる改善を期待したいところです。

なお、ロス・ヤング氏によると、Proモデル限定で搭載されている常時表示ディスプレイとProMotionテクノロジー(滑らかかつ遅延なく表示する技術)については、iPhone 15においても上位2機種に限定されるようです。

USB-C採用で転送速度が飛躍

USB-C採用で転送速度が飛躍

image - BBC

iPhone 15シリーズの外部接続端子は、これまでのLightningに代わって、USB-Cになる公算が極めて高いです。これは、欧州連合(EU)がスマホなどの外部接続端子をUSB-Cに統一する規制案を正式に承認したためです。

TF国際証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏は、iPhone 15シリーズのすべての機種がUSB-Cに対応するとしたうえで、Proモデルについては少なくともUSB 3.2またはThunderbolt 3に対応すると予測しています。これが実現すれば、iPhoneの転送速度は、Lightningと比べて劇的に高速化します。一方、クオ氏は下位機種のiPhone 15と15 Plusについては、既存のLightningと同じUSB 2.0に対応するとしています。

また、台湾の工商時報は2023年2月3日の記事で、iPhone 15 ProがUSB-Cに対応する初のiPhoneになると報じています。つまり、下位2機種については、USB-C非対応だということです。EU加盟国でUSB-C対応が義務化されるのは2024年12月28日以降に発売されるモデルです。従って、アップルがiPhone 15の上位機種のみUSB-Cに対応させたとしても、特に驚きはありません。

最上位機種にペリスコープレンズ搭載

最上位機種にペリスコープレンズ搭載

アップルは毎年、新型iPhoneのカメラ性能を向上させてきたので、iPhone 15シリーズにもなんらかのアップグレードがあるものと思われます。今のところ、iPhone 15シリーズのカメラ性能について多くは伝わってきていませんが、iPhone 15のProモデルに、望遠性能を大きく向上するペリスコープレンズが搭載されるという噂があります。前述のミンチー・クオ氏やジェフ・プー氏など複数の人物が伝えています。

ペリスコープレンズ搭載の噂は以前から度々報じられてきました。もしこれが実現すれば、iPhoneで5倍や10倍の光学ズームが可能になるかもしれません。iPhone 14 Proモデルの光学ズームは最大3倍なので、大きな飛躍となります。

なお、クオ氏はiPhone 15の最上位機種15 Pro Maxのみにペリスコープレンズが搭載されると予測しています。

下位機種も4800万画素カメラ搭載

iPhone 14シリーズでは、上位2機種に4800万画素の、下位2機種に1200万画素の背面カメラが搭載されていますが、iPhone 15シリーズでは、下位2機種についても4800万画素にアップグレードされると、アナリストのジェフ・プー氏は予測しています。

ソニー製LiDAR搭載で性能向上

バークレイズのアナリストはiPhone 15 Proに搭載されるLiDARスキャナーについて、ソニーがその大部分の供給を担うと報告しています。アナリストのクオ氏も同様の見立てを以前ツイートしていました。同氏によると、ソニー製は電力効率が優れているためバッテリー駆動時間の向上に貢献するほか、性能自体も向上するだろうと述べています。また、カメラのナイトモードやオートフォーカス、拡張現実にも恩恵をもたらすとしています。

サイドボタンと電源ボタンが感圧式に

サイドボタンと電源ボタンが感圧式に

クオ氏によると、iPhone 15のProモデルでは、サイドボタンと電源ボタンが、既存の物理式から感圧式に変わるとのこと。感圧式ボタンは、iPhone 7やiPhone 8、iPhone SE(第2、第3世代)のホームボタンとして採用されています。物理的なボタンとは異なり、実際のボタンを押したような感触が疑似的に指先に伝わるというものです。従って、iPhoneの電源を切ってしまえば、感圧式ボタンを押しても何の反応も返ってきません。

搭載チップ、A17 BionicとA16 Bionic

iPhone 14シリーズでは、上位2つの機種に最新のA16 Bionicチップが、下位2つの機種には1世代前のA15 Bionicがそれぞれ採用されました。アップルはこの戦略をiPhone 15シリーズにも引き継ぐようです。つまり、iPhone 15 / 15 PlusにA16 Bionicが、iPhone 15 Pro / 15 Pro MaxにA17 Bionicが搭載されるとみられます。

アップルは過去数年にわたり、iPhone向け半導体チップの内製化を進めており、iPhone 15シリーズがアップルにとって最後のクアルコム社製チップになると言われています(製造はTSMCが担当)。クアルコムの新CEOクリスティアーノ・アモン氏は「アップルは2024年中にモデムを内製化するだろう」と、ウォールストリート・ジャーナルのジョアンナ・スターン氏のインタビューで述べています。

大幅な性能向上が見込まれる次世代半導体チップ

米ブルームバーグは2022年末に、iPhone向けの半導体チップを製造している台湾のTSMCが3nm(3ナノメートル)の半導体チップの量産を開始したと報じました。同チップはiPhone 15 Pro / 15 Pro Maxに採用されるとみられ、iPhone 14などに搭載されている一世代前の5nmチップと比較して、約35%の省電力化が見込まれています。また、処理能力についても大幅に向上(significantly improved)するとみられることから、台湾のDigiTimesは、旧世代のiPhoneユーザーから大きな乗り換え需要が発生すると伝えています。

ちなみに、アップルはこの最新鋭半導体チップの初回供給分を高コストにも関わらず、すべて獲得する契約を締結したとされています。

ついにWi-Fi 6Eに対応

iPhone 13、14の発売前も盛んに噂され結局は実現しなかったWi-Fi 6Eへの対応が、iPhone 15で実現するかもしれません。英バークレイズのアナリスト、ブレイン・カーティス氏とトム・オマリー氏が伝えています。Wi-Fi 6Eでは、これまでの2.4GHz帯/5GHz帯に加え、6GHz帯の利用ができるようになります。これらの周波数帯を併用することで、高速かつ電波干渉や混雑を回避した通信が可能になります。

アップルはこれまで、iPad Pro、MacBook Pro、Mac miniの最新機種をWi-Fi 6Eに対応させてきました。iPhone 15もWi-Fi 6Eに対応する可能性はきわめて高いと言えます。

メモリ(DRAM)容量は8GBに?

台湾の調査会社トレンドフォースは2月20日のプレスリリースで「アップルは今年発売するiPhoneのDRAM(メモリ)の容量と仕様を強化する」と述べています。同記事ではこれ以上の詳細に触れていませんが、トレンドフォースは昨年10月のプレスリリースで、iPhone 15のProモデルには8GBに増量されたRAMが搭載されると述べていました。

ちなみに、アップルはiPhoneのRAMについて公表していないものの、iPhone 14シリーズには全機種に6GBのRAMが搭載されており、さらに上位2機種にはより高速処理が可能なLPDDR5 RAMが搭載されていると言われています。

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