iPhone5Sの「S」はセキュリティーのS! 安全性を巡るアップル新特許のまとめ

iPhone 5Sのリリースは、iPhone 5とよく似たデザインで、早くても6月か7月になりそうです。次世代iPhoneは5Sの名称で、小さいながらも目立つアップグレードがありそうな見込み。米国のGottaBeMOBILEが伝えています。

アップルはこれまで、iPhoneの「S」をリリースするとき、ある特徴に的を絞ってきました。3GSのときはスピード、4SのときはSiriでした。

iPhone 5Sで、アップルは、iPhoneのセキュリティーおよびユーザーの個人情報に焦点を当てる模様です。アナリストらの予測、アップルの技術や特許を基にすれば、iPhone 5Sの特徴とおぼしき何かがいくつか浮かび上がってきます。

ワシントンD.Cの警察によると、盗難の約40%にスマートフォンのそれが含まれているとのことで、スマホの個人的な特性とそこにある個人情報などを考慮すると、それはアイデンティティーの盗難とも言えます。

パスコードロックは良いものでしたが、最近のバグは、ユーザーのパスコード無しでiPhoneへのアクセスを部分的に可能にするものもあり、さらに、多くのユーザーは「1234」、「0000」、「2580」のような陳腐なパスコードに頼っているのが現状です。

アップルの堅牢な保護姿勢のおかげで、ユーザーはあまり多くのマルウェアにさらされずに済んでいますが、もしアップルがPassbook機能を拡張し、モバイル支払いができるようなデジタル財布を装備させるようになれば、さらにセキュリティー機能も強化する方向に向かうのは当然のことです。

ロイターの2012年9月の報道によると、アップルはモバイルに関する特許を1300件保有しています。その多くが、iPhoneのセキュリティーに関するものです。

次世代iPhoneの名称は、iPhone 5Sになると噂されており、2013年6月か7月のWWDCで披露されると見られています。アップルはiPhoneのリリースを秋に置くようになっていますが、アナリスト予想と噂によれば、iPhone 5Sのリリースが早まるのではないかとされています。これは、iPad 5のリリースを秋に延ばし、HTC OneやサムスンのGalaxy S4に対抗する戦略の一部と見ていいでしょう。

iPhone 5Sは噂によると、iPhone 5によく似たもので、4インチディスプレイを特徴とするようです。下記に見られるようにiPhone 5Sのありうる特徴に加えて、iPhone 5Sは、より機能向上したカメラ、カラーバリエーションを備えるとされています。

指紋認証

iPhone 5Sは底部のベゼル(枠)に、指紋認証機能を装備する可能性があります。これでiPhone内の個人データがさらに安全に守られるようになります。

アップルは2012年7月、Authentecを3億5600万米ドルで買収。同社はモバイルセキュリティーを専門とすることで知られています。とりわけ内蔵の指紋読み取り機能は、iPhone 5Sにおいて、ピンコードや複雑なパスワード認証に取って代わる可能性を秘めています。

この買収とともに、アップルは2012年後半、iPhoneのユーザー認証に指紋を使う特許を取得しました。

iPhone 5Sを全く新しいデザインチェンジとせずに、漸進的なアップグレードとして、アップルは指紋認証技術を見ています。指紋読み取り機能をもつiPhone 5Sをリリースすることで、アップルは個人およびビジネスユーザー向けに、さらに強固なセキュリティー機能を、新iOS 7に盛り込むことでしょう。

顔認識機能

顔認識機能はスマホにとって新しいものではありません。実際、GoogleのアンドロイドOSには顔認識機能が付いています。しかし米国特許商標局(USPTO)はアップルに、iPhone向けの顔認識に関する特許を認可しました。

ユーザーの存在を検知して自動的に顔を認識してiPhone 5をアンロックするという機能をもつiPhone 5Sにおいて、アップルはこの特許を使うのかもしれません。これまでの顔認識によるパスコードのアンロックは、ユーザーの写真やビデオで騙されることがありました。アップルはユーザーの存在を検知し、正面カメラでアンロックする機能を装備させるかもしれません。

アップルは2010年、Polar Roseを2900万米ドルで買収。同社は顔認識技術で有名です。上のビデオは、スマホのカメラがいかに素早くユーザーを認識するかを示しています。アップルはこの技術をiPhone 5Sに採用するかもしれません。

防水仕様

安全なiPhoneは、単に指紋読み取りや顔認識をもつだけではありません。ユーザーのデータを安全に保護するものでもあります。

アップルは2012年特許の技術を選んで、iPhone 5Sを防水仕様とする可能性があります。防水ナノコーティングをスマホに装備させるため、そういう技術をもつ企業と連携するでしょう。

Liquipelは、水害からiPhone 5を防護する技術をもつサードパーティー企業。プールや水たまりにスマホがどっぷり浸かってしまうような事故からiPhone 5を守ります。

上のビデオはiPhone の防水仕様を見るものですが、アップルはまだ、iPhoneに防水仕様を施していません。

もしアップルがiPhone 5Sに防水仕様を装備させるなら、データや写真を失うというユーザーの心配も減ることは間違いありません。

ロケーションベースセキュリティー

iPhone 5SおよびiOS 7はまた、ロケーション(場所)ベースのセキュリティー機能を備えるかもしれません。これはiPhoneの位置を基に、認証のレベルを切り替えるものです。

もしユーザーが自宅にてiPhoneの認証レベルが低いものであれば問題はあまりありませんが、iPhoneが仕事場や公共の場所にあるのであれば、認証のレベルは高くなります。もしiPhoneが信用の置けない場所にあれば、認証作業は高レベルになり、あるいは二段構えになることもあるでしょう。

アップルは2012年11月の特許申請において、ロケーションベースのセキュリティーの詳細を提示しました。アップルはすでに、リマインダーおよび「iPhoneを探す」アプリを基にしたロケーションを提供しており、これによって、数百万のデバイスでロケーションベースのサービスの試行をしています。そして今や、これがセキュリティーに用いられるというわけです。

高セキュリティiWallet

アップルは堅牢なセキュリティーを築くことで、Passbookの能力を増し、iWalletを提供しようとしています。今年初め、アップルはiPhoneを使うモーション(動作)ベースの支払いシステム向けの特許を取得済み。

ユーザーはこの方法を使って、iOSデバイスをスワイプ(かざす)して支払いができるようになります。指紋読み取り機能と一緒に、アップルは買い物をより安全なものにしようとしています。これについては、Authentecが先行していました。

iPhone 5Sには、モバイル支払いを可能にするとされるNFC(近距離通信)は含まれないようです。

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