WWDC 2017:アップルが発表したこと まとめ

アップルは日本時間6日未明、米カリフォルニア州サンノゼでWWDC 2017の基調講演を開催し、iOS 11や10.5インチiPadなど、数々のソフト・ハードウェアを発表しました。

以下、基調講演の内容をまとめてみました。

HomePod

噂されていたSiri搭載の家庭用スピーカー、「HomePod」が発表されました。アマゾンのEchoやグーグルのGoogle Homeスピーカーに対抗するこの製品は、空間認識機能を活用し、置かれた場所に応じてその空間をより良い音で満たすとのこと。Apple Musicと連動した「Musicologist」機能によりSiriに呼びかけてライブラリの楽曲を再生したり、「この曲のドラマーは誰?」「20年前の今日発売されたアルバムは?」といった複雑な質問に答えたりすることもできます。また、スマートホーム用デバイスの制御や、天気予報、ニュースのチェックも可能です。

カラーはブラックとホワイトの2色。価格は349ドル(約3万9千円)。今年12月からイギリス、アメリカ、オーストラリアで発売が開始され、他の国々での発売は来年以降となります。

新iMacとiMac Pro

Retinaディスプレイとグラフィック性能がアップデートされた、新しいiMacが登場しました。Kaby LakeプロセッサとUSB-Cを搭載し、VRコンテンツを作成するためのグラフィックにも対応。WWDCの基調講演では、ダースベイダー、ライトセーバー、TIEファイターが登場するVRゲームのデモが紹介されました。

新製品のiMac Proも登場。ディスプレイは5K、冷却性能がアップし、8コアのXenonプロセッサ(18コアまでアップグレード可能)、最大4TBのSSD、最大128GBのECCメモリ、4つのThunderbolt 3ポート、内蔵の10GBイーサネットを搭載。

新iMacの価格は、21.5インチモデルで12万800円、4Kモデルで14万2800円から。本日より発売です。12月に発売予定のiMac Proの価格は4,999ドル(約55万2千円)から。

MacBookもアップグレードが行われています。MacBook Proは最新のKaby Lakeプロセッサを搭載し、価格は14万2800円から。

iOS 11

新しいiOSはソーシャル機能が大幅に改良されました。Siriは会話性能が向上して翻訳機能も追加。iPhoneやiPadでの行動に基づいて次のアクションを提案する、といったことも可能になります。iMessageはiCloudに統合され、複数の端末の同じアカウントで会話が同期されるようにます。またiMessageを使った個人間の送金もApple Payで可能となります。

暗い場所での撮影性能が向上し、Live Photosの編集が可能になるなど、写真アプリの機能も強化されています。コントロールセンターも刷新され、ほとんどの機能が画面の下半分にシンプルに集約されました。

安全面での新機能「おやすみモード」は、ユーザが運転中であることを認識すると、注意散漫になることを防ぐために自動的に起動します。ソーシャル関連では、Apple Musicで友人が聴いている曲や、共有されたプレイリストをチェックできるようになりました。

App Storeのデザインも刷新され、検索が容易になりました。「How To」のセクションでは、人気のあるアプリの使い方のヒントを表示。また「App of the Day」を復活させ、ユーザがApp Storeをもっと頻繁に訪れるよう促しています。

iPad向けiOS機能

iOS 11のリリースにより、iPadにマルチタスク機能やドラッグ&ドロップ機能が追加されます。MacBookと同様に、フォルダ、ファイル、写真などを、メールやiMessageなど異なるアプリ間でドラッグ&ドロップすることが可能になります。また、Apple Pencilを使った手書きテキストを、メモアプリから検索することができます。アップルによると「ディープラーニング」機能により筆跡を認識しているとのことです。

WWDCの直線にリークされた、「Files」アプリも登場。デスクトップやノートパソコンと同様、サイズや日付に応じてファイルを整理するファイル管理システムです。

ARKit

iPhone向けの拡張現実アプリの構築を可能にする、開発者向けの新しいARKitが発表されました。ポケモンGOのような人気のアプリも、リアルタイムレンダリングにARKitを活用するとのこと。

アップルは、マイクロソフトのHoloLensのように外部ハードウェアがなくても、多くの開発者がすでに所有しているデバイスから優れたイメージが生みだせると考えているようです。

10.5インチiPad Pro

iPad Proの10.5インチモデルが登場しました。これで、iPad Proは全部で3種類になります。iPhone 7と同じ1200万画素のカメラに、700万画素のFaceTimeカメラを搭載。USB3.0に対応し、バッテリー寿命は10時間です。

ProMotionという新機能が追加され、Apple Pencilの反応速度のレイテンシを20ミリ秒まで短縮。視聴コンテンツに応じて、リフレッシュレートが自動調整されます。

10.5インチiPadの価格は、64GBモデルで6万9800円。注文は本日、販売は来週から開始されます。

macOS High Sierra

新しいmacOSの名前は「High Sierra」です。macOSではSafariが改良され、サイト追跡や自動再生動画に対するブロック機能が強化されています。また、新しい写真編集ツールや、キーワードや顔に応じて画像を並べ替えるフィルタリングツールも追加されました。

ファイル管理システムも改良され、暗号化がネイティブでサポートされるほか、ディレクトリのクローニングが高速化されます。グラフィクス関連では、VRに対応したMetal 2の開発者キットが登場しています。

watchOS 4

watchOS 4も今秋にリリースされます。Siriの知能を活用した文字盤が追加され、アクティビティ、アラーム、呼吸、カレンダー、マップ、リマインダー、Walletなどのアプリと連携して、必要な情報を必要なときに表示します。

また、新たに提供されるGymKitにより、Apple Watchと有酸素運動器具をタップ1つで簡単に直接ペアリングできるようになります。スマートウォッチとフィットネスマシンの間でこれまでやりとりされることのなかったデータがシームレスに同期するので、きわめて正確な測定が可能になります。

ミュージックアプリも大きく変わります。AirPodsとペアリングが可能になるほか、音楽をApple Watchに保存すれば、iPhoneやiPadを介することなく音楽を聴けるようになります。

Apple , The Verge

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