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Apple Watchの需要は鈍化傾向、注文の8割は42mmモデル = KGI証券

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アップルの新製品情報に詳しいKGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が、Apple Watchに関する新たなリポートを公表しました。

Apple Watchの需要は鈍化傾向

KGI証券の新たな調査リポートによると、不具合が伝えられていた部品「Taptic Engine(アラートや通知の際に手首に振動を伝えるモーター装置)」の製造については、今月末から改善される見込みとのことですが、一方でApple Watchの需要は鈍化傾向にあり、これによって出荷予測台数は2~3割の下方修正となっています。新たに公表された第3四半期の出荷予測台数は、500万~600万台だということです。

KGI証券はまた、こうした現状と前四半期のデータとを合わせて考え、年間の出荷予測台数を当初の半数にまで減らしています。これまで大方の予想では、アップルは2000万~3000万台のApple Watchを出荷するといわれてきましたが、KGI証券の新たな予測では、1500万台以下になるのではないかということです。一方、米投資銀行のモーガンスタンレーは20日に発行したリポートで、Apple Watchの年間出荷台数が、当初の予測より20%多い3600万台に達すると述べています。

さらにKGI証券のリポートでは、Apple Watchの需要が鈍化傾向にある可能性についても指摘しています。KGI証券では、第2四半期(2015年4~6月期)のApple Watchの生産は、ゆっくりとではありますが、現在の需要に追い付いているものとみています。というのも、発売当初、Apple Watchの出荷予定日は1カ月以上も先の6月となっていましたが、それ以降も、特に大幅な変更などは生じていないからです。

またTaptic Engineの製造問題については今なお解決していないため、需給バランスが整っているようにみえるのは、生産量が増えたからだとは考えにくいとしています。

注文の8割が42mmモデル

リポートでは興味深いデータにも触れており、これまで受けた注文の約8割が画面サイズの大きい42mmモデルだと伝えています。リポートでは42mmモデルを購入する人のほとんどが男性で、38mmモデルにおいては女性からの人気の方が高いと推測しており、結果としてApple Watchを購入する男女の比率は、男性の方が高いのではないかと結論付けています。しかし真偽のほどは定かではありません。

via - 9to5Mac

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