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iPhone 8はリアカメラに3Dセンサー搭載か、発売日の遅れを指摘する報道も

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iPhoneの発売10周年を迎える今年、アップルは革新的なモデルを世に送り込むために、懸命の開発作業を続けています。従来通りのタイムスケジュールで行けば、今から2か月後、すなわち9月にはiPhone 8が発売される運びですが、その革新さ故に開発の遅れを指摘する報道が相次いでいます。

image - Martin Hajek

米国のサイトFast Companyは12日(現地時間)iPhone 8について、AR(拡張現実)やその他のカメラ技術を補助する3Dセンサーが、リア(背面)カメラに搭載される見通しだと伝えました。この3DセンサーによってARの深度検出が向上し、ARKitのアプリケーションの精度が高まり、カメラ技術も強化されるとのことです。

今秋に登場するiPhoneの新モデルには、「VCSEL(垂直共振器面発光レーザー)」と呼ばれるレーザーシステムの採用が噂されています。VCSELは、光源から出たレーザーが対象物に反射してセンサーに戻るまでの光の移動距離を測定し、TOF(Time of Flight:光の飛行時間)を生成するシステム。この測定を行うことで対象物の深度が特定され、よりリアルなARが可能になります。

システムは光源(VCSELレーザー)、レンズ、検出器(センサー)、プロセッサから構成され、iPhone 1台当たりのコストはおよそ2ドル。また、VCSELによってカメラレンズのオートフォーカスの精度も向上するとのことです。

発売が遅れるとの報道相次ぐ

iPhone 8の発売が遅れるとの観測は数カ月前から度々報じられてきましたが、ここ数日でも、同様の報道が相次いでいます。Fast Companyは上記の3Dレーザーシステムが9月に間に合うかどうかは不明とし、「アップルのエンジニアによる組み込み作業の進捗次第であり、発売は今年中かもしれないし来年になるかもしれない」と説明しています。

また、Bank of America Merrill Lynchのアナリストは、Touch IDと3Dセンサーの技術的な問題により、iPhone 8の発売は例年より3~4週間遅れそうだと伝えています。

9to5Mac

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