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第7世代iPadとiPad Airの比較、第6世代との違いは?

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アップルは9月10日、第7世代のiPadを発表しました。同日より予約受け付けが開始され、発売日は9月30日です。アップルストアの価格は34,800円から。iPadのラインナップで一番スペックが近いiPad Airより20,000円も安く設定されています。

最上位モデルのiPad ProとiPad Airのmini版ともいえるiPad miniは、それぞれ特徴がわかりやすいので、どちらを選択するべきかあまり迷うことはないと思いますが、下位機種のiPadと中位機種のiPad Airは正直迷うと思います。この2機種は何がどう違うのでしょうか。

第7世代iPad vs 第6世代iPad

iPadとiPad Airの違いに触れる前に、第7世代iPadと第6世代iPadの異なる点を見てみましょう。

 

第7世代iPad

第6世代iPad

画面サイズ

10.2インチ

9.7インチ

重量

483 g

469 g

高さ

250.6 mm

240 mm

174.1 mm

169.5 mm

対応キーボード

・Smart Keyboard
・Bluetoothキーボード

Bluetoothキーボード

SIMカード

eSIMに対応

-

第7世代iPadは、画面サイズが9.7インチから10.2インチへと若干大きくなりました。これに伴い、重さも若干増しています。厚さは7.5mmから変わらず。サイズ以外で異なる点は、第7世代iPadがSmart KeyboardとeSIMに対応したことです。eSIMに関しては、国内の通信会社で対応サービスを提供しているのはIIJmioのみなので、現時点で使い道はほぼないと思います。

その他は第6世代と変わりません。心臓部であるチップも引き続きA10 Fusion(iPhone 7と同じ)のままです。

iPad全機種のスペック表

iPad全機種のスペックの主要項目を表にしました。こうしてみると、最上位機種iPad Proが価格も含めて他3機種を圧倒しているのがわかります。

 

iPad

iPad Air

iPad mini

iPad Pro

価格

34,800円~

54,800円~

45,800円~

89,800円~

サイズ

10.2インチ

10.5インチ

7.9インチ

11インチ

容量

32GB
128GB

64GB
256GB

64GB
256GB

64GB
256GB
512GB
1TB

厚さ

7.5 mm

6.1 mm

6.1 mm

5.9 mm

重量

483 g

456 g

300.5 g

468 g

チップ

A10

A12

A12

A12X

Apple
Pencil

第1世代

第1世代

第1世代

第2世代

カメラ画素数

800万

800万

800万

1,200万

動画

1080p

1080p

1080p

4k

生体認証

Touch ID

Touch ID

Touch ID

Face ID

スピーカー

2

2

2

4

第7世代iPadとiPad Airの比較

ステータスバー

容量

第7世代iPadの容量は32GBと128GB。一方、iPad Airの容量は64GBと256GB。iPadに多数の映画やゲームをダウンロードするつもりであれば、これは大きな違いでしょう。

iPadをノートブックのように使い、iOS 13で可能になるすべての機能を使いたいのであれば、iPad Airがおすすめです。

ディスプレイ

タブレットを動画視聴やウェブ閲覧中心に使用していると、2つのモデルの微妙な差異に気づかないかもしれません。ディスプレイに関していえば、両モデルとも画素密度は264ppiで、輝度は500ニトです。

しかし、第1世代のApple Pencilを使って文字を書いたり絵を描いたりすることがあれば、その差異に気づくはずです。iPad Airには、True Tone、ラミネート加工されたディスプレイ、P3ワイドカラーディスプレイ、反射防止コーティング技術が使われています。これらは第7世代iPadには搭載されていません。

Apple独自のTrueTone技術は、環境に合わせて画面の明るさを調節する機能で、読書がより快適になります。また、ラミネート加工されたディスプレイは、紙にペンで文字を書くのに近い感触をiPad上で実現することに貢献しています。

iPad Airのほうが速い

第7世代iPadには、昨年の9.7インチモデルと同じA10 Fusionチップが搭載されています。一方、iPad Airには、機械学習を最適化するアップルの第2世代ニューラルエンジンを内蔵した、A12 Bionicチップが搭載されています。

A10 FusionとA12 Bionicと言われても、違いがよくわからないと思いますが、iPhone 7に搭載されているのがA10 Fusionで、iPhone XS / XS Max / XRに搭載されているのがA12 Bionicです。つまり、A12 Bionicの方が2世代先を行っているチップということです。

A10も十分に優れたチップですが、ベンチマークテストでは、iPad Airに搭載されたA12チップが、A10を圧倒しています。負荷の高いアプリや今後のiOSのアップグレードでも快適に使いたいのであれば、2世代先を行くチップを搭載するiPad Airがおすすめです。

iPad Airの方が軽い

これほどのパワーと容量を備えていながら、iPad AirのWi-Fiモデルは重さわずか456グラムです。一方の第7世代iPadは483グラム。大きな差ではありませんが、両方を手にすると、実感できる差です。

Smart Keyboard

第6世代iPadでは使えなかったSmart Keyboardが第7世代iPadで使えるようになりました。ただし、Smart KeyboardはiPad Airでも使えます。

カメラ

第7世代iPad とiPad Airには、同じ800万画素の背面カメラが搭載され、最大1080pで動画を撮影できます。通常の撮影にはこれで十分でしょう。

一方、フロントのFaceTimeカメラには大きな違いがあります。第7世代iPadに搭載されているのは、720pで撮影できる120万画素のカメラ。一方、iPad Airに搭載されているのは、1080pで撮影できる700万画素のカメラです。FaceTimeを多用する予定があるのであれば、iPad Airがおすすめです。

バッテリー駆動時間

アップルによると、第7世代iPadとiPad Air、第6世代iPadのバッテリ駆動時間は同じです。Wi-Fiでのネット利用が最大10時間、モバイルデータ通信でのネット利用が最大9時間です。しかし、MacWorldが以前実施したベンチマークテストでは、全iPadの中で最も優れた性能を示したのはiPad Airで記録は8時間19分。一方、第6世代iPadは6時間8分でした。

これほどの違いを第7世代でひっくり返すとは思えないので、バッテリ駆動時間は恐らく、iPad Airのほうが長いと思われます。

Apple , MacWorld

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