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iOS 6はiPad向けSiri搭載か

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iPad向けSiriはこんな感じ??

今秋、人々はiPadに向かって話しかけるようになるかもしれません。アップルの画期的ソフトウェアであるSiri(音声アシスタント)が、高度な人工知能システムに支えられて、iPhone 4Sだけでなく、iPadにも搭載される可能性が出てきています。米国のアップル情報サイト9to5Macが報じております。

同サイトは信頼できる筋からの情報として、iOS 6の注目点の一つにiPad向けSiriサポートを挙げています。すでに第三世代となるiPadにはディクテーション機能が付属していますが、これだけでなく、Siriの完全サポートも可能となる模様です。

昨年9月にiPhone 4Sに搭載されたSiriですが、この電話関連のコマンドを除いた機能がiPadに付属することになります。ミュージックプレイバック、iメッセージ、カレンダー機能、リマインダー、天気及び地図のインテグレーション、Eメール、ノーツ、連絡先検索、Safari、Wolfram-Alpha検索など多くがすでに出揃っています。

iPadはiPhoneよりも大きいので、どうしてもユーザーの口から遠い位置にあります。このため、iPad向けSiriは、音声を正しく聞き取ることができず、誤った解釈、コマンドの誤解が生じるのではないかとの観測もあります。しかし、信頼できる筋からの情報は、これをナンセンスと一蹴、iPhone 4Sと同じまたは同等の精度を誇るとしています。iPadの音声ディクテーションは、第三世代のiPadユーザーに貢献するところが大きいとみられています。

iPhone 4Sと異なり、iPad向けSiriはフルスクリーンとはなりません。これはiPadの大きな9.7インチディスプレイを考慮すれば、納得できます。iPadのSiriは、iPhone 4S同様、ホームボタンのクイックホールドで起動されます。そのインターフェースは、お洒落なアニメとともにディスプレイ下部からスライドアップします。iPad上のSiriは、ユーザーがどんなインターフェースに向かっていようともその上部に小さなウィンドウとして現れます。円形のコーナーをもつSiriのウィンドウは、ディスプレイ中心の下部にあります。iPadのSiriは現在のiPadのインターフェース上でごく僅かなスペースしか取らず、iPhone 4S同様のリネンのテクスチャーデザインとなっています。またiPad向けSiriは、ロックスクリーンからでも起動できます。

アップルはこれまで、iOS 6のiPad向けSiriを、現行iPadと昨年のiPad 2の両方においてテストしてきましたが、搭載は、最新のRetinaディスプレイモデルに対してのみではないかと言われています。SiriがiPhone 4Sにのみ搭載された理由の一つは、単一のiPhoneモデルによって、Siriのサーバー及び機能性が対応可能なペースで成長するのではないかとの見立てがアップルにあったことです。この機能を、まだリリースされて3か月に満たない新iPadに追加することによって、この対応可能性を維持できます。また既存のiPad 2の多くのユニットにも今後応用が利くことでしょう。

アップルが6月11日のWWDCでiOS 6のSiriを紹介するかどうか、またこれを秋のイベントまで持ち越しとするか、今のところ不明です。秋には、iOS 6の最終形態が明らかになり、また次世代iPhoneの発表も期待されています。

iOS 6にはまた、3Dモード付きの屋内地図アプリ、リニューアルしたiTunesストア、Appストア、iBookストア、またOS X Mountain Lionから引き継がれた特徴も含まれます。

いよいよWWDCの開催も、あと数日と近づきつつあります。多くのミステリー?が解き明かされることになるのでしょうか。

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