iOS 5.0.1でもバッテリ問題解決せず 来週中にもiOS 5.0.2リリースへ

先月リリースされたiPhone 4Sですが、大きな懸案としてバッテリー寿命の短さが指摘されております。米国のappoliciousには、この問題にアップルが取り組み中であるとのレポートが紹介されています。

一部のユーザーがiPhone 4S(広くはiOS 5をもつデバイス一般)のバッテリーが切れやすいと感じ始め、長いバッテリー寿命をセールスポイントにしているアップルとして看過できない問題となってきました。アップルはこれをOSに問題があるせいだとしました。

まずアップルは先週の段階で、iOS 5を微調整しiOS 5.0.1を発表することで、短いバッテリー寿命を解消しようとしました。しかし問題が改善されることはなく、それどころか、さらに寿命が短くなるなど問題が悪化したとの報告も一部あり、これはとりわけiPhone 4Sにおいて顕著でした。

しかしアップルはさらに問題を究明中で、バッテリー寿命問題解消に向け、近いうちにiOS 5.0.2を発表予定とのことです。

ドイツのウェブサイトMacerkopfによると、アップルはiPhone 4Sのバッテリー寿命について、待ち受け状態で40時間、積極的に使用する場合は10時間を目指しているようです。これは通常のバッテリー性能として妥当な数値であり、アップルが今後さらなる改善に取り組んでいるとの期待はあながち牽強付会とも言えません。

またMacerkopfは、新たにアップグレードされるiOS 5.1では、iPhone 4Sで登場した音声アシスタント機能「Siri」の一部に改善点が加えられるとしております。地図やウェブサーチの機能に加え、写真やビデオの撮影、またWi-FiのオンオフやBluetoothの接続なども、ユーザーの音声によって可能になる模様です。iOS 5.1のリリースは、今年の年末以降と予測されています。しかしアップルとしては、まずバッテリー問題解消が先決であることは言うまでもありません。

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