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国内スマホ市場、iPhoneのシェアは57%、5s売れ行きなお好調

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米国の市場調査会社カンターが行った最新の調査から、スマートフォン市場におけるアップルの占有率は調査が行われた9か国中5か国で上昇していることが明らかになりました。iPhone 5sの好調な売れ行きが主な要因とみられます。米国9to5Macのレポートです。

iPhoneの市場占有率は、日本、オーストラリア、イギリス、フランス、スペインで増加しています。特に日本では大きく増加しており、日本最大の携帯会社NTTドコモがiPhoneの販売を開始して以降の今年第1四半期(1~3月)は、2013年同時期の49%から57.6%へ、8.6%増加しました。

「日本でのアップルの売れ行きは全く衰えを見せない。NTTドコモがiPhoneの販売を開始した後、アップルは何か月も同社売上げの40%以上を占有し続けている。また、iPhoneの成功はiPadにも伝染した。日本のiPhoneユーザーのほぼ4分の1がiPadも所有しているからだ。日本はスマートフォンの普及がヨーロッパや米国より大きく後れたため、これからもアップルの主要な成長市場であり続けるだろう」(カンターのアナリスト、ドミニク・スネボ氏)。

一方、米国、中国、ドイツ、イタリアにおけるアップルの市場占有率は低下しています。米国では、昨年第1四半期の43.7%から今年同時期は35.9%と7.8%下落しました。

市場占有率は、ベーシックからハイエンドまで、スマートフォンの全モデルの売上げから測定されています。アップルはハイエンドモデルでのみ競争を行っているため、iPhoneの売上げは増加しても市場全体における伸びは弱くなります。

今年第1四半期、世界におけるiPhoneの売上げは前年同期の3,740万台から4,370万台へ、約17%増加しました。中国では、アップルの市場シェアは昨年比で5.4%下落していますが、iPhone自体の売上げは28%増加しています。

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