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アップル、iPhone Xの量産をいまだ開始できず 生産にさらなる遅れ

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iPhone Xの生産の遅れは度々報じられてきましたが、アップルはいまだiPhone Xの量産を開始しておらず、10月中旬までずれ込む可能性があるようです。

レイモンド・ジェームスのアナリスト、クリストファー・カソ氏は20日、投資家向けのレポートの中で、iPhone Xの量産の開始時期が最終的に10月半ばまでずれ込む可能性があるとの見解を示しました。

カソ氏はこの1週間、アジアのサプライヤとのミーティングを重ね、その中でiPhone Xの量産がまだ開始されていないことを確認したとのこと。そして、量産の開始時期が、6月末時点の予測より2か月以上、8月の予測より1か月以上遅い、10月半ばになる可能性が高いことを明らかにしました。

KGI証券のミンチー・クオ氏は、量産開始時のiPhone Xの1日の生産台数を10,000台程度と予測しています。つまり、11月3日に発売が開始されても実際に手元に届くまでにはさらに時間がかかり、予約のタイミングによっては2018年にまでずれ込む可能性もあります。

同氏はまた、iPhone X待ちのユーザーが相当数いるため、iPhone 8の予約は例年と比べると「弱い」と指摘しています。実際、iPhone 8の発売日を明日に控えた21日時点、ドコモオンラインショップでは、iPhone 8 Plus 64GB(スペースグレイ)モデルが「在庫あり」となっています。

9to5Mac

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