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iPhone XS / XS Max、著名サイトのレビューの数々 まとめ

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アップルの最新モデルiPhone XSとXS Maxが本日、発売されました。それに伴い、多くの著名サイトが両機種のレビューを掲載し始めています。ここでは、それらの一部をかいつまんで紹介していきます。10月に発売を控えるXRも含めて、どのモデルを買うべきか、または買わないべきか迷っている方は、参考にしてみてください。

iPhone XRを待ちたい人もいるだろうがXS MAXは買う価値あり - Tom's Guide

Tom's Guide編集長マーク・スプーナウアー氏は、iPhone XSとiPhone XS Maxについて、値段が高く、最小容量が64GBであるのは気に入らないが、どちらも素晴らしい製品であると感じたと述べています。

良い点
5.8インチのXSは、A12 Bionicチップや機能強化されたカメラが搭載され、XS Maxと同様に性能が向上しています。

ゴージャスに見える色はゴールドです。背面のガラスが光によって異なる色味を発し、ステンレススチールがきらきらとした輝きをプラスしています。

従来のどのiPhoneよりも大きいXS MaxのOLEDディスプレイは、なかなか見ごたえがあります。

悪い点
XSのリアカメラは、横向きに撮影した場合、GoogleのPixel 2 XLと比べきれいな写真が撮れるでしょうか?答えは「それほどでもない」です。XSは暖色が強すぎ、光を考慮したとしてもPixel 2 XLで撮影した写真の方が自然にみえます。

XSのバッテリー駆動時間は9時間41分で、スマートフォンのカテゴリー平均9時間48分をやや下回っており、ギリギリセーフといったところ。

XS Maxの価格は64GBが124,800円、256GBが141,800円。512GBは164,800円で、13インチのMacBook Proをも上回ります。

バッテリ切れでもFelicaが使える - 朝日新聞

ライターの西田宗千佳氏は朝日新聞に寄稿した記事で、「AV機器として評価していいレベルに到達している」スピーカーや処理負担の大きいアプリを使っているときの発熱量の低下、そして、iPhoneのFelica機能が向上した点などを評価しています。

良い点
従来、iPhoneのFelicaによる決済は、iPhoneのバッテリーが切れてしまうと一切決済ができない、という欠陥がありました。しかしXSでは、交通用決済などに使う「エクスプレスカード」に指定したカードのみiPhoneのバッテリーが完全に切れた後でも5時間だけ通電させて決済が可能になる予備電力機能が搭載されています。

XSシリーズは中核となる部品であるプロセッサーが「A12 Bionic」という、性能アップしたものに変わっています。そのため、処理性能・消費電力が改善しているのが特徴です。

例えば、AR(拡張現実)やグラフィックが大掛かりなゲームなど、処理負荷の大きなアプリを使うとしましょう。Xは高性能なのでかなりなめらかに動きますが、一方で、プロセッサーが発熱しやすい傾向にありました。

XSでは、同じアプリを使ってもそこまで熱くなりません。発熱がないわけではありませんが、発熱の度合いはXに比べ低くなっています。その分、消費電力も少なくなります。

悪い点
XSシリーズには大きな変化として「デュアルSIM」機能があります。日本では現状、携帯電話事業者側でデュアルSIMで使う「eSIM」に対応するとのアナウンスがなく、サービスの面でもしばらく待つ必要がありそうです。

Neural Engineも、本当はカメラだけに使うものではありません。画像や音声、文章などを解析し、よりスマホが人のことを理解して働くために使われるものです。AR系アプリなどは、XS系の方が軒並み動作がなめらかになっており、効果がわからないわけではありません。しかし、そのような「マシンラーニングの強化がはっきりわかるアプリ」はまだ少なく、誰もが差を理解できるのはカメラくらい、という部分があるのは否めません。

iPhone XSの両モデルは確実にXから進化した - The Verge

The Vergeのニレイ・パテル氏も、XSとXS Maxの両方に満足しているようです。また、「Max」という名前は好きではないものの、そのディスプレイサイズは大いに気に入ったと述べています。

良い点
大きなディスプレイを使いたいのであればXS Maxを選びましょう。巨大で美しく、眺めているだけで楽しいです。カメラ機能も大幅にアップグレードされています。XSの前では、Xのカメラですら霞んでしまうほど。

主にXS Maxを試してみましたが、実に優れた製品です。省電力モードにしなくてもバッテリーは12時間フルに持ちました。Slack、Eメール、動画視聴、写真撮影、ブラウジング等々ヘビーな日常使いにもかかわらずです。

悪い点
画面上部から通知センターやコントロールセンターを呼び出すときは、いくら大きな手でも片手では無理で、いつも両手を使いました。また、XS Maxはソフトウェアにその大きなディスプレイが十分活用されていません。ホーム画面のアイコンの列は従来のままだし、動画用のピクチャ・イン・ピクチャもありません。

ヘッドフォンジャックやUSB-Cが廃止されたことはやはり残念です。アップル独自のLightningのエコシステムは非常に弱く、Lightning対応のヘッドフォンもほとんどありません。サードパーティ製のドングルは存在せず、正規品はiPhone X バッテリーケースのみですが、これはXSでは使用できません。

両モデルとも素晴らしい機能を備えているが飛躍と言うほどではない - CNET

CNETのスコット・スタイン氏は、iPhone XSはカメラのアップグレードが素晴らしいと述べています。iPhone XS Maxについては、ディスプレイは評価しているものの高すぎる価格には満足できなかったようです。

良い点
iPhone XSのデュアルカメラには大幅な改良が施され、暗い場所や明暗の激しい場所でも美しい写真が撮れるようになりました。

Face IDはこれまでより高速化し、指のスワイプと同程度の速さでアンロックが可能になっています(アンロックのプロセスを完了するには引き続きスワイプの動作が必要)。

XS Maxの画面上部には、XやXSと同様にノッチ(凹み)がありますが、ディスプレイが大きいほどその存在感は薄れるようで、画面への没入感が感じられます。それにしてもOLEDは本当に素晴らしいです。これまでよりさらに美しく、見ているだけで楽しくなります。

悪い点
XS Maxの価格は、誰にでも手の届く金額ではありません。特別な製品だと自ら認めているかのようです。一方のiPhone XRは、iPhone X以外のiPhoneを使用している人であれば誰でも、最適なアップグレードになるでしょう。

昨年のモデルや7を持っているなら、それでも十分だ - Wired

Wiredのレビュアー、ローレン・グード氏は、iPhone XSとiPhone XS Maxについて、進化はしているが革新的ではないと述べています。A12 Bionicチップの卓越したパフォーマンスと新しいステレオサウンドを評価しつつ、iPhone Xをすでに持っている人にとってアップグレードに値するかどうかは、疑問を呈しています。

良い点
新しいXSとXS Maxで撮影した写真は、iPhone 8 Plusで撮影した写真よりも明らかに美しく、iPhone Xと比べてもやや優れていました。OLEDディスプレイは、昨年のXと比べ大きな変化はありませんが、どちらのモデルも美しいです。Appleは、スマートフォンのイノベーションを再び前進させたといえるでしょう。

悪い点
XSの画面に早くも薄い傷がつきました。iPhone Xでも似たようなことがありましたが..。

最新のMacBookでもUSB-Cを使っているのに、いまだにUSB-Aケーブルが同梱されています。ささいなことですが、5年前のアップルでもこうしたトレードオフをユーザーに強要することはなかったのではないでしょうか。

コンピュータ並みを求めるならXS MAXがおススメ - New York Times

New York Timesのレビュアー、ブライアン・チェン氏は、この数年間、大型化するiPhoneやその他のスマートフォンには魅力を感じなかったものの、iPhone XS Maxを実際に手に取り、iPhone XSと比較してみて、大きなディスプレイに一気に夢中になったと述べています。とはいえ、他のレビュアーと同様、高すぎる価格は購入を慎重に検討せざるを得ない要因になっているようです。

良い点
6.5インチのXS Maxを5.8インチのXSと一緒にさまざまな条件下で使用してみましたが、大きなサイズに失望するどころか、大いに満足しました。

XSとXS Masはどちらも同じカメラシステムを搭載し、通常の環境や暗い環境で、どちらも美しく鮮やかな、自然な色味の写真を撮影できます。いざというときには小さいXSの方が使いやすかったです。ポケットから取り出しやすいし、すばやく安定させぶれない写真が撮れるから。

悪い点
両方のモデルに共通した不満は、指が届かない設計です。大きなディスプレイを片手で簡単に使用できるようなソフトウェア機能がありません。

使いやすさを考えると小さいXSの方が好みです。犬の散歩や長距離のハイキング、ジムでの運動中も、小型であればポケットに入れても目立ちません。

両モデルともApple史上ベストなiPhone - USA Today

USA Todayで長年iPhoneのレビューを担当しているエド・ベイグ氏は、iPhone XSとXS Maxの堅牢なパフォーマンス、卓越したカメラ性能、鮮やかなディスプレイなど、優れた機能のあらゆる側面を体験したようです。彼もまた、働いて稼いだお金をつぎ込む価値があるかどうか、疑問を感じているようです。

良い点
仕様を読めば、XS MaxはこれまでのiPhoneで最大の、"エッジ・トゥ・エッジ(端から端)"の美しいOLEDディスプレイが搭載されているとわかります。その美しさの前には、同型で小型のXSですら見劣りしてしまうほどです。

私がテストしたゴールド仕上げのモデルは本当に美しかった。カラーは他に、スペースグレイとシルバーがあります。

ワイン、お茶、ビール、ソーダ等、日常的な液体には耐性があるそうなので、ためしにXS Maxにコーヒーをこぼしてみました。すぐに拭き取りましたが、そのまま通常どおり使用できました。

悪い点
高速充電に対応している点は素晴らしく、30分で約50%の充電が可能です。ただし、別売のUSB-Cが必要になります。

今回から、有線のヘッドフォンに対応する1,000円のアダプターが同梱されなくなりました。ケチだなと感じます。アップルはAirPodsやBeats製品など無線のBluetooth ヘッドフォンを使わせたいのでしょう。それでもやはり、ケチだという印象はぬぐえません。

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