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アップル、Retina版iPad miniを2モデル準備中? 今年7~9月と来年初頭にリリースか

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NPDディスプレイサーチのアナリストであるリチャード・シム氏によると、アップルは、iPad mini Retinaディスプレイモデルを、2モデルリリース予定とのことです。米国のApple Insiderが伝えています。

「一つは今年後半、もう一つは来年第1四半期。来年のものには、Retinaディスプレイにさらに高速化したプロセッサーが付く」

これは昨年、第3世代モデルのiPadリリースから約6か月後に、少し機能向上した第4世代モデルがデビューした動きと大変よく似ています。

シム氏は以前のレポートで、第2世代iPad miniは2014年までリリースされることはないとしていましたが、新たな情報により、修正が加わった模様です。

CNETは、シム氏が、Retina付きiPad miniが今年第3四半期と、来年第1四半期の2回にわたってリリースされると述べたとしています。アップルの来る7.9インチのiPad miniには、高解像度LCDパネルが付くとかねてから噂されています。

「2014年第1四半期に、第3世代iPad miniがリリースされる。日にちはまだ分からない」

もう一つ分かっていないのは、次期iPad miniのスクリーン技術に、アップルが何を採用するかです。シム氏は、iPhone 5の低温ポリシリコン(LTPS)ディスプレイが使われるのではないかと推測していますが、このタイプのパネルの歩留まり率(良品の比率)は、スクリーンサイズが大きくなると著しく低下してしまうとのことです。

もう一つの懸念は、新iPad miniの価格を現行モデルと同じ、またはそれに近いものにしてリリースできるかどうかということです。アップルとしても、大量生産にもっていけば、部品コストも下がり、現行モデルと同じ価格を付けることができるようになります。

著名なアナリストであるミンチー・クオ氏は4月、「ディスプレイ生産につきまとう幾つかの難点により、iPad mini 2のリリースは遅延する」と述べましたが、この内容に、シム氏の説は呼応しています。

以前のレポートでは、アップルの年間リリースサイクルに従って、新iPad miniのリリースは今年の第3四半期とされていました。

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