本文に広告を含む場合があります。

速度比較:ドコモ5G vs ドコモ4G

最終更新日:著者情報

ドコモ5GのSIMを入れたiPhone 12 Proとドコモ4GのSIMを入れたiPhone SE(第2世代)を両手に持ち、名古屋の中心部栄周辺を歩きながら、速度テストを実施しました。

速度テスト

使用端末、計測日、計測場所

使用した端末は以下の通り。

・5G:iPhone 12 Pro(ドコモ版SIMロック)

・4G:iPhone SE第2世代(ドコモ版SIMロック解除済み)

計測日:2020年11月10日(火)
計測場所:愛知県名古屋市中区栄
計測方法:Speedtest.net by Ookla

ダウンロード速度

※ 速度の単位はMbps。

時刻

5G

4G

8時12分

108.69

77.61

8時38分

92.57

45.65

9時35分

330.90

168.13

11時01分

248.73

96.96

11時08分

184.70

95.90

11時14分

218.06

131.53

12時22分

67.11

124.19

12時25分

63.23

187.52

12時31分

102.64

94.65

14時46分

143.81

24.91

14時53分

751.61

92.22

16時52分

56.42

25.75

16時57分

231.34

148.98

19時05分

298.49

171.24

20時04分

240.96

37.71

アップロード速度

※ 速度の単位はMbps。

時刻

5G

4G

8時12分

22.11

3.88

8時38分

3.23

4.48

9時35分

37.12

20.67

11時01分

9.51

11.82

11時08分

11.12

27.42

11時14分

14.79

20.19

12時22分

7.27

16.56

12時25分

13.00

17.93

12時31分

17.10

14.20

14時46分

20.76

27.21

14時53分

68.15

14.89

16時52分

7.21

11.51

16時57分

20.40

25.53

19時05分

54.48

57.92

20時04分

27.60

0.97

今回、筆者が速度テストを実施したのは、名古屋市の中心部、栄周辺です。5GのiPhone 12と4GのiPhone SEを両手に持ち、同時に速度テストを実施しました。同じ時間帯に測定したものは場所を多少ずらして実施し、異なる時間帯の測定はすべて場所を大きく移動して実施しました。

速度テストを実施した11月10日時点で、11月4日にドコモが5G対応エリアマップを公開していたことを知らなかったため、後で見てみると、5G対応エリアから外れている場所が多くありました。

my 楽天モバイルにアクセスする

ピンク色がドコモの5Gエリア

しかし、マップ上ではエリア外とされていても、iPhone 12に5Gのアンテナが立つこともありましたし、逆に5Gエリアでも4Gのアンテナしか立たないこともありました。

また、測定開始時に5Gのアンテナが立っていたものの、測定中に4Gに変わってしまうことがほとんどでした。というか、今回のテストで最初から最後までずっと5Gだったのは、752Mbpsをたたき出した14時53分の測定(ココカラファイン名古屋栄店前)のみでした。ちなみに、別の日に同じ場所で測定したところ、921Mbpsもの速度が出ました。これは筆者が経験したなかで最速です。

当初はiPhone 12のステータスバーに「5G」と表示されたときのみ速度テストを実施していましたが、毎回途中で4Gに変わってしまうので、途中からは4Gと表示されていてもテストを実施するようにしました。テスト結果の数値を見る限りでは、4G表記のときでも、4GのSIMを入れたiPhone SEより格段に速かったりしたので、4Gのアンテナが立っていても、5G通信になることもあるようです。

さて、前置きが長くなりましたが、ドコモの5Gと4Gの速度を比較すると、12時台にナディアパーク前(白川通側)で実施したテストを除けば、ほぼ5GのiPhone 12が4GのiPhone SEを圧倒しました。最高速度は前述したとおり751Mbps。これくらいの速度でいつでもどこでもネットに繋がると、世界は変わるんだろうなあとぼんやりとした期待を抱きました。現時点で5G対応エリアは狭すぎます。東京でも名古屋でも大阪でも、5G対応エリアは中心地の、その中の一部にすぎません。全力疾走すれば、あっという間に5G圏外に出てしまうほどです。

ドコモのエリアマップでは、現在の5G対応エリアのほか、2021年3月末と2021年夏時点の予定対応エリアも見ることができます。それによると、4カ月後には、信じられないほどエリアが拡大しています。ドコモのような堅実な会社(ソフトバンクと比較して)がまったく当てのないことを公表するとも思えないので、今後ドコモの5Gは急速な広がりを見せるのかもしれません。

関連記事

最新情報



上へ戻る