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iPhone XS / XS Max、知っておくべき11の新機能

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iPhone XS / XS Maxの購入に際し、知っておくべき新しい機能と特徴11個をご紹介。

PCMag.com

最大かつ最高密度のOLEDディスプレイ

5.8インチのiPhone XSは、ディスプレイサイズは昨年発売のiPhone Xと同じですが、今年から採用された「Super Retina」によりピクセル数が増加し、ダイナミックレンジも60%拡張しました。一方、6.5インチのiPhone XS Maxは、ディスプレイサイズが市販されている製品の中で最大となりました。

A12 Bionic

新型iPhoneのパフォーマンス向上を可能にしたのが、新しい「A12 Bionic」チップです。7ナノメートルのチップには、67億個のトランジスターと8コアの専用の機械学習エンジンが搭載され、ニューラルネットワークのデータを分析して、CPU、GPU、Neural Engineなどで処理を行うべきかを判断します。A12チップは毎秒5兆の演算処理が可能とのこと(A11は毎秒6,000億)。このチップが、消費電力を抑えながらアプリの起動を30%高速化するなど、パフォーマンスの飛躍的向上を可能にしています。

容量に512GBが追加

従来のiPhoneは容量が最大で256GBでしたが、iPhone XSとXS Maxはその倍の512GBが追加されています。

撮影後でも被写界深度の調整が可能

Galaxy Note 9など一部のAndroid製品ではすでに導入されていましたが、iPhoneでも撮影後に写真の被写界深度を調整することが可能になりました。

カメラ機能の強化

iPhone XSとXS Maxは、12MPの広角レンズや望遠レンズなど、Xのカメラ構成をそのまま継承していますが、センサーがさらに強化されたり、LED True Toneフラッシュに高度なフリッカー検出が搭載されたりするなど、カメラ機能は大幅に向上しています。また、7MPのフロントカメラでもセンサーは従来の2倍高速化し、赤目修正、ディテールのセグメント化など各種機能が強化されています。

Smart HDR

A12チップは、アップルが「Smart HDR」と呼ぶ技術にも貢献しています。Smart HDR は、iPhoneの画像信号プロセッサとNeural Engineを使って、ゼロシャッターラグやハイライトディテール等の技術により複数の写真を1枚の写真に結合し、より画質の高い写真を作成できます。また、低光量写真の画質も大幅に改良できるほか、写真モードのみならずビデオ、横向き撮影、タイムラプス、パノラマなどにも使用できます。

ステレオ録音

動画の撮影では、iPhone XSに搭載された4つのマイクでステレオサウンドを録音することができ、より充実した音響を体験できます。

拡張現実と機械学習

A12チップは新iPhoneのパフォーマンス全般を向上させるだけでなく、iOS 12から新たに登場するアプリケーションや各種機能の向上にも貢献しています。Memojiや、ARKit 2.0 における3Dオブジェクトのレンダリングでは、バックグラウンドで機械学習が実行され、よりなめらかな表示を可能にします。

耐水性能

iPhone XSとXS Maxでは、耐水性能の等級がIP67からIP68に強化されました。ともに、防塵性能と、最大水深2mで最大30分間の防水性能に対応しています。

バッテリー寿命

バッテリー寿命は、iPhone Xと比べてXSが30分、XS Maxが1時間30分それぞれ増加しており、これまでで最長となっています。廉価版のiPhone XRでも、iPhone 8 Plusと比べると1時間30分増加しています。

デュアルSIM

iPhone XSとXS Maxは、物理的なSIMカードとeSIMを組み合せたデュアルSIM技術にiPhoneで初めて対応しました。アップルはこの技術を「DSDS(デュアルシム・デュアルスタンバイ)」と呼んでいます。

この技術により、ユーザーは2つの電話番号、2つの異なる通信プランを利用したり、国内のデータプランを維持したままSIMカードを交換せずに旅行に出かけたりすることができるようになります。ただ、eSIMを利用するには各キャリアのサポートが必要となるため、日本でも大手キャリアが対応してくれる日を待つばかりです。

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