中国から漏れ聞こえてきた最新の噂によれば、アップルはRetinaディスプレイを搭載したiPad miniとiPad 5を晩夏または秋に発売する計画だとのことです。米国のGottaBeMOBILEが伝えております。
MACお宝鑑定団に掲載されたCNYesのレポートでは、アップルが2013年第3四半期に予定しているiPad mini 2とiPad 5の発売のために、供給会社や部品の調達などを準備し始めていると報じています。この噂では、アップルの会計上の第3四半期ではなく、カレンダー上の第3四半期にあたる7月、8月、9月がその時期であると指摘されています。
新設計のフルサイズiPadと、Retinaディスプレイを搭載すると言われているiPad mini 2に関する噂を耳にするのは、これが最初ではありません。しかし、今回噂されている詳細は、初期にリークされていた内容と一致します。
iPad mini 2とiPad 5の製品に関する噂
今回のレポートでは、iPad mini 2は、iPad 4と同程度の高解像度Retinaディスプレイが搭載されると報じられています。このより高価なパネルが本当にiPad mini 2に内蔵されるかどうかについては、諸説別れるところです。仮に内蔵するとなると、解像度の高い画面を駆動するために、より高速なプロセッサーが必要となるはずです。仮にRetinaディスプレイがiPad mini 2に搭載されるとして、アップルがプロセッサーを何に変更するかについては、レポートでは一切触れていません。
以前、アップル情報サイトiMoreに、iPad miniにRetinaディスプレイが搭載されることはないだろうとする記事が出たことがあります。同サイトは、iPad mini 2はRetina以外のディスプレイを搭載し、発売は今年後半ではなく4月になるかもしれないと主張していました。
今回、iPad 5に関して伝えられているのは、新しいアルミ仕上げにリメイクされるだろうということです。今回の情報と、これまでにリークされてきた写真その他の情報を元にすれば、iPad 5とiPad miniの外観はほぼ予想がつきます。
左：iPad5、右：iPad mini
今回のレポートには、iPad 5の製品の詳細に関するその他の情報は含まれていません。ただし、iPad 5の発売時に供給問題を起こしかねない生産上の問題について警告しています。
思えば、iPad miniの発売は薄氷を踏むようなものでした。当時、アップルの供給会社や工場は増産を図っていたものの、発売からしばらくの間、在庫が不足気味だったのです。
iPad mini 2とiPad 5の発売に関する噂
iPad mini 2とiPad 5の発売日に関する詳細は、まだ推測の域を出ていません。
昨年アップルは、製品の発売サイクルを一定に保つというこれまでの方針から、新製品を一刻も早く市場に送り出すという方針に切り替えました。過去数年間というもの、iPadの発表は3月か4月にあると計算することができたのですが、今やこのサイクルはもうあてにできません。
アップルがiPad 4とiPad miniを発表したのは去年の10月のことでしたが、この発表時期がiPad 3と近すぎたため、計画的な陳腐化ではないかとブラジルで告発されたくらいです。
iPad 5の発売時期は、4月から10月の間と予想されており、予想ごとにかなりの幅があります。どの予想にも共通しているのは、アップルがiPad mini 2とiPad 5を同時に発売し、iPad 5の外観がiPad mini風のデザインになるだろうということです。
仮にアップルがiPad 5とiPad mini 2の発表を4月に計画しているとしたら、先週開かれたサムスンのGalaxy S4のイベントに間に合うように招待状を送っていないのは驚きです。しかし、そうだとしても、アップルが4月のiPadのイベントにジャーナリスト達を招待する時間はたっぷり残っています。