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アップルiPad 対 マイクロソフトSurface、「Mac対PC戦争」の再燃か

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マイクロソフトは18日、Surfaceという名の新タブレットPCを発表、ついにタブレット市場参入を果たしました。これで長らく休戦状態だった「Mac対PC戦争」が再燃するかもしれません。米Los Angeles Timesが伝えております。

※ PC:多くはPC/AT互換機(いわゆるDOS/Vパソコン)、ひいてはWindowsマシンを指す。そのため、広義にはMacintosh(Mac)などを含むとも言えるが、それらのユーザはそう称されることを好まない。参照:hatenaキーワード

「OS戦争」、「プラットフォームをめぐる争い」、古き良き「Mac対PC」...、何と呼んでもいいでしょう。あのバトルが再来しようとしています。マイクロソフトのSurfaceでは、何とOfficeソフトを使うことができ、さらにキーボードとトラックパッド付き。

ある家庭では、夫と妻がそれぞれウィンドウズとMacの熱狂的なファン。夫はテクノマニアでウィンドウズの全てを愛しており、妻はMac教に入信したMac信者です。妻は夫の使うウィンドウズの起動の遅さ、度重なるバックアップの必要性、バッテリー寿命の短さに静かに悪態をついています。とはいえ多くの場合、夫婦はお互いに異なるプラットフォームを認め合いつつ、自分の好みの方を完全に信じきっています。

しかし、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイスについて、二人の心は一つです。iOS とiPadが二人を仲良く結びつけており、アプリ、ワイアレスキーボード、その他諸々を共有しています。

そこに今、マイクロソフトのSurfaceが登場し、二人の仲を裂こうとしているのです。これまでどんなセクシーなアンドロイドタブレットもやらなかったことを...。夫はすでに、まだ触れたこともなく値段も付いていないSurfaceに激しく興味をそそられています。昨年iPad 2にそれなりの出費をしたばかりだというのに。

夫はすぐにも、自分のラップトップPCの代わりを求めて購入の列に並ぶつもりです。あの大きくて時代遅れの代物を捨てて。夫はウィンドウズ8を待ってはいますが、Surfaceのせいで少し考えずにはいられません。夫はラップトップをSurfaceにアップグレードし、iPadを捨てるかもしれません。

夫は妻にも同じことをさせようとして、理由を付けて説き伏せようとします。Surfaceはね、アップルのiPadが成し遂げていないことをやろうとしているよ。ラップトップPCの代わりになるんだよ。

アップルは実に多く適切なものを与えてくれていますが、マイクロソフトのタブレットは、それを超えたフル装備となります。USB搭載、拡張用のマイクロSDスロットあり、スタンド付き、内蔵HDMI、デジタルインクをサポートするタッチスクリーン。映画好きのための16:9のワイドスクリーン、ビデオチャット用に正面と背面にカメラを搭載。

またさらに大きなセールスポイントが2つあり、1つは、Surfaceは真のマルチタスキングが可能であること。同一スクリーン上でそれが実現します。もう1つは、スケールダウンした単なるモバイルアプリではなく、デスクトップのプログラムがフルでインストール可能であることです。

カバーは、トラックパッド付きのマルチタッチキーボード。これも実に魅力的です。

ドキュメントをデバイスからアップロードして保存することができ、しかもそれがただアプリの中でだけではないとすれば、Surfaceは夫にとって心から満足のいくデバイスとなりそうです。タブレットとウルトラブックの中間的存在、もしくは双方を兼ねる存在で、新タイプのデバイスとなりそうです。

マイクロソフトは、これらのことを本当にSurfaceで実現してくれるのでしょうか。今のところは、まだ仮定の域を出ていません。 とはいえ、夫が妻を説き伏せて、SurfaceのためにiPadとMacBookを捨てさせることができるかは、まったくの別問題。妻は、ビデオ編集アプリのFinal Cut Proに近い何かがないかぎり、そんなことはしないと言っているそうです。Lumia900上でウィンドウズフォン7という誘惑があっても、iPadを捨てることはないとも...。

さてさて、マイクロソフトの新しいタブレットPCであるSurface。その真価はいかなるものとなるのでしょうか。

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