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サムスンGalaxy S4が標的に、アップルによる訴訟問題で

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アップルは、自社の特許を侵害しているとするサムスン製品22機種のデバイスのリストに、Galaxy S4を加えようとしている模様です。22機種から1機種外して、それとサムスン最新フラッグシップモデルとなるデバイスを入れ替えようとしています。米国のPC Magazineが伝えております。

アップルは13日、The Vergeによってオンライン上で提出された訴状の中で、「Galaxy S4の分析に基づき、同機がアップル社のデバイスの特許を侵害していると結論した」と述べました。

この訴訟を扱っているカリフォルニア地方裁判所がその要請を認めるとすると、「アップルは訴状リストにある告訴された製品の一つを(権利を侵害せずに)除外し、訴訟のこの時点で、22の特許侵害製品のみを告訴することになる」と、アップル社は声明。

そのリストには、サムスンのAdmire、Dart、Galaxy S3、Galaxy Note 2他、いくつかのタブレットも含まれています。

アップルは、サムスン社製品の中で、自社の特許を侵害しているとされる製品のラインナップではなく、特定の製品を挙げるよう求められたのに対して、「例えば、単にサムスンGalaxy シリーズを告訴するのではなく、Galaxy Nexus、Galaxy S2、Galaxy S3を別々に告訴している」と、アップルは回答。

アップルおよびサムスンの両社は、いくつの製品が同訴訟の証拠として入りうるかについて係争中。アップルはこの訴状で、サムスンが同じ機種を違う携帯キャリアのバージョンだからとして2種別々に数えていることを「正当性がない」と訴えています。「サムスンによると、Sprintの回線で起動したGalaxy Nexusは、Verizonの回線で起動したGalaxy Nexusと別々に勘定されることになる」と、アップル。

※MacRumorsによると、アップル、サムスンの両社は、裁判所からの通達で、係争対象となるデバイスを10機種に絞るよう求められているとのこと。

同訴訟は来年まで裁判所に持ち込まれる予定はないため、両社はまだ細部について詰めているところです。この訴訟は、同じ裁判所を通じているとはいえ、2012年8月の10億500万米ドルで決着がついたものと同じではありません。アップルは現在その訴訟で、評決の一部が却下されたため後退を強いられており、新しい訴訟を行うよう指示されました。

もしその訴訟が長期に亘るとなると(アップルが最初にサムスンを訴えたのは2011年4月)、両社は新製品をリリースするたびに自分たちの訴訟を継続的にアップデートすることになります。アップルは昨年Galaxy S3を訴状に加えましたが、一方のサムスンはiPhone 5に狙いを定めました。

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