本文に広告を含む場合があります。

iPhone 5からGalaxy S4に乗り換えない理由

著者情報

サムスンのGalaxy S4がついに発表されました。多彩な特徴を備えているものの、今ひとつパッとしません。スマートフォンのアップグレードはいつも興味津々のテーマですが、iPhone 5からの乗り換えを促すほどのものではないかもしれません。米国のGottaBeMOBILEが伝えております。

Galaxy S4は完全なリニューアルというより、世代交代的意味合いのアップグレードです。特にディスプレイは今回のアップグレードの目玉で、S3の4.8インチからS4は4.99インチへと大型化、しかもフルHDスーパーAMOLEDスクリーンを備えています。これでS4のディスプレイ解像度は1920×1080となり、映画を観たりするには最高です。しかしバッテリー消費量はかなり大きくなることでしょう。

この新しいスクリーンを丸一日保たせるのに、サムスンは2600mAhのバッテリーを必要としました。iPhoneのバッテリーはわずか1400mAhですが、再充電する必要もなく丸一日使うことができます。

S4のカメラ面のアップグレードは小さなものです。13メガピクセルの背面カメラは、確かにiPhone 5のそれより高ピクセルです。しかし最良のカメラはピクセル数だけが大切なのではありません。センサーがいかに画像を処理するはなかも大切です。S4で撮った写真は若干映りが良いようですが、乗り換えを決めるほどのメリットではないでしょう。

S4の正面カメラもまた、iPhone 5とよく似ています。メガピクセル数の違いはありますが、両者で撮った写真の質を見比べても大きな違いがあるとは思えません。

サムスンがS4で提供する最大のアップグレードは、たくさんのソフトウェア改善と新機能です。なかにはユニークで有用なものもありますが、多くは期待ほどのレベルに達していません。すぐに思い付くのは「エアジェスチャー」機能です。

ユーザーは「エアジェスチャー」で、スワイプ(手をかざす)して、ホームスクリーン間を切り替えたり、デバイスをアンロックしたりすることができます。もちろんデバイスに触れることなくです。もしユーザーが手袋をしていたり、手が汚れていたりする場合は便利でしょう。しかし普段よく使う特徴になるとは思えません。

サムスンは、S4がいかに薄型で軽量かを喧伝しています。しかしiPhone 5と比較すると、S4はやや厚く、やや重くすらなっています。S4は130グラムですが、iPhone 5は112グラムです。わずかな違いですが、より薄く軽いのはいまだにiPhone 5です。

全体的に見れば、Galaxy S4は素晴らしいデバイスです。しかしiPhone 5ユーザーがこれに乗り換えるほどのものではないかもしれません。

関連記事

最新情報



上へ戻る