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アップル、iPhone 6販売好調も生産追い付かず 2015年めどに安定供給目指す

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アップルCEOのティム・クック氏は20日(現地時間)、iPhone 6 / 6 Plusについて、膨大な数の注文により供給が間に合わない状態だと話し、生産が追い付くのは来年になるだろうとの見方を示しました。

iPhone 6 / 6 Plusの販売台数は発売から3日で1000万台を記録し、同2機種がアップルの新たな主力製品となったことは明らかです。予想をはるかに上回る売れ行きに対して、アップルは今後、安定供給の確保に努めなければならなくなっています。

こうした状況についてクック氏は「まったくと言っていいほど、生産が追い付いていない。需要と供給のバランスが、完全に見合っていない状態だ」と話し、「とは言え、供給は大幅に改善される見通し。従って次の四半期には、我が社の素晴らしい業績をお見せできるだろう」と続けました。

今年7~9月期(第4四半期)におけるiPhoneの販売台数は3900万台超で、前年同期比の3779万台を上回る結果となっています。

一方、iPhoneの売上状況を国・地域別に分析すると、iPhone 6はiPhone 5sと比較して、あらゆる国で著しい増加を見せています。特に米国では17%増、ヨーロッパの先進諸国では20%増と、高い増加率を示しているようです。また中南米や中東のように堅調な成長を続ける市場でもこの傾向はみられ、50%増という高い増加率を記録しています。

さらに中国では、iPhone 6の販売において、キャリアから補助金を受けて購入できるのはわずか20%で、残りの80%に関しては正規料金を支払って購入しなければならないとされています。クック氏は、中国市場について、こうした状況や4Gネットワークの構築・整備に乗り出していることも含め、堅調な先行きを示す市場として注目しているようです。

iPhone 6 / 6 Plusは現在、世界69カ国・地域で販売されており、iPhone史上、最速の世界展開で最大の成功を収めています。アップルは、その販売地域を、年内で115の国・地域にまで拡大する計画としています。

via - Apple Insider

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