次世代iPhone、iPadミニのエンジニアリングサンプルが流出?
10日のいくつかの報道では、噂されているアップルの次世代iPhoneと小型7インチiPadミニの「エンジニアリングサンプル」が流出している模様です。後者については、ネットでお目見えするのが初めてのモックアップ(実物大模型)。米国のApple Insiderが報じております。
Gotta Be Mobile が、「信頼できる」サプライチェーン筋からの情報として、来るiPhoneとiPadミニのエンジニアリングサンプルとされるものを入手したといいます。これらのモデルは、ケースメーカー各社がプロトタイプ(原型)として使用する鋳型と酷似しています。
これらの写真は本物だと確かめられたものではないですが、議論目的には格好の材料と言えましょう。またApple Insiderもその正当性を保証しているわけではありません。よって、これらはいかにもありそうなデザインに過ぎず、マーケットに向けたモックアップやプロトタイプではないと考えておくのが無難でしょう。このことは、iPhone 4Sとなるであろうと思われていた「涙型 (teardrop) デザイン」の場合と同じことです。
しかし、次世代iPhoneのエンジニアリングモデルは、最近の多くのリークと規を一にしています。このデバイスは噂の4インチスクリーンで、背面カメラと「ユニボディ」仕様のシャーシ。ただ、このサンプルデバイスには、あまり新しい情報がありません。
一方、iPadミニ(とされる)サンプル写真は、オレンジ色をしています。
もしこのサンプルが本当であれば、アップルは、新しい小型ドックコネクターを7インチiPadに採用するかもしれません。iPadミニは、第6世代のiPhoneと同時期にデビューすると広く噂されています。
現行iPadからの変更点は、スピーカーの位置。おそらくはランドスケープモードの際に、これを塞いでしまわないようにとの配慮からか、中央部に移動されています。
プラスチック製の「初期デザインサンプル」は、現行のフルサイズのiPadと非常によく似ていて、新デバイスは現行iPodのラインナップに近いデザインになるのではないかという最近の報道に反するものです。アップルのパートナーであるフォックスコンもまたブラジルの工場で、9月から小型iPadの生産を開始すると噂されています。
iPadミニのデザインは期待されているように、第3世代iPadよりもかなり薄型になっています。スピーカーやドックの向きも、写真を見るとよく分かります。
アップルは早くても9月に、Siri搭載iPhone 4Sの後継機の発表をする可能性があります。噂では、iPadミニのローンチは休暇シーズンの前になりそうです。