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iPhone 5のリリース、夏それとも秋?

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2月20日に日本発の情報として、iPhone 5のリリースが今年2012年秋になるのではとの報道がありました。アップルはこの場合、10月発売というiPhone 4Sに始まる新しいリリースのサイクルを選択することになります。しかしこれまで、iPhone 4S以前のiPhoneはどれも、6月か7月に発売されてきました。

iPhone 5のリリースは夏なのか、それともiPhone 4S同様の秋なのか...。この喧々諤々の様相を、米国のGottaBe MOBILEが伝えております。

秋リリース説が若干優勢に感じる今日この頃ですが、夏リリースの可能性もゼロではありません。実際の話、アップルには、9月や10月になる前にiPhone 5を出す理由が複数あるのです。

■iPhone 5秋リリースについて

まずiPhone 5の秋リリースを信じる主たる理由は、4G LTE(次世代高速通信規格)です。これは単純に、秋頃には米国の携帯大手キャリアが 4G LTEのネットワーキングを完了すると見られているからです。4G LTEサポートが十全に整わないうちに、iPhone 5をリリースするようなことはしないだろうとの観測です。

アップルは勿論、利益を上げたいと考えています。携帯キャリアも同じです。となると、両者がともに得をするのは、やはり4G LTEのネットワーキングが完了してからの話となります。

また、iPhone 4Sを購入したばかりの人を憤慨させないためにも、秋リリースに決まるかもしれません。iPhone 4Sは、未だに信じられないほど売れに売れています。この点では、アップルに次世代iPhoneのリリースを急ぐ理由がありません。

■iPhone 5夏リリースについて

繰り返しますが、iPhone 4S以前のiPhoneは全て、6月か7月のリリース。そしてiPadはいつも、年内早い時期のリリースでした。これは、リリースの日程を一定の時期に集中させたくないとの考えからです。

最近の噂と拮抗しますが、アップルにはiPhone 5を夏にリリースすべき理由もいくつかあるのです。

その理由の第一として、多くのiPhone 4ユーザーの契約が今年夏に終わる点があります。アップルは、これらの顧客を他社デバイスやプラットフォームに奪われたいとは思っていません。iPhone 5を早めにリリースすることで、少しでも乗り換えを軽微にしたいと考えるのは至極当然です。

夏まで、この競合は熾烈化します。アンドロイド陣営もついに 4G LTE付きでバッテリー寿命良好なデバイスをリリースしつつあり、またウィンドウズフォンやノキアのLumia 900も待機しています。

iPhone 4ユーザーにとって、選択肢の幅は広くなります。中には「(iPhone 5を)待っていられない」として、他社デバイスに乗り換える人も出てくるでしょう。 そして何といっても強敵は、サムスンのGalaxy SⅢです。今年前半にリリースが噂される、サムスンの真打ちです。噂では、ロンドンで夏開催のオリンピックに合わせるのではと囁かれています。もし本当ならば、マーケティングという観点からして100点満点の発想です。

Galaxy SⅢはスマートフォンの怪物だとの噂もあります。オリンピックという滅多にない好機を別にしても、またiPhoneユーザーといえども、一考の価値ありと言える逸品となりそうな予感です。

アップルは、これらに対抗しなければなりません。

■結論

たいへん難しい予測ですが、あえて結論を出すとすれば、iPhone 5リリースは秋になると考えます。

かりに夏リリースとなれば、待望の新iPhoneが早くお目見えするわけで、嬉しいことには違いありません。しかしiOS 6やOS X Mountain Lionの状況も考慮すると、秋の新しいリリースタイミングになるのではないでしょうか...。

米国のGottaBe MOBILEは上記のように結論づけておりますが、はたして真相は如何に?

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