アイフォンの使い方・設定方法、新型アイフォン15最新情報

誰もが気になって仕方のない疑問は、「アップル社がiPhone 5をリリースするのは一体いつなのか？」というもの。この疑問について、アップル製品に詳しいブロガーのジョニー・エバンス氏が、米国のCOMPUTERWORLDに寄稿しております。

秋リリース説有力？

同氏によると、リリース見込みのある日程は10月2日または10月16日。次世代iPhoneの公表時期については意見が二つに分かれており、一つは今年6月に開催されるワールドデベロッパーズカンファレンス(WWDC)に合わせての発表とするもの。もう一つはiPhone本体のデザイン一新が期待されているところから、秋頃もしくは10月頃とするものです。

エバンス氏は、6月リリースよりも秋リリースの方が有力と見ています。その理由は以下のとおり。

・ iOS 6に重要で新しい特徴が加わる。
・ 新iPhoneはデザインが一新される（期待の大きいリキッドメタル（液体金属）ではないかもしれないが...）。
・ デバイス上の高度な構成部品の製造に時間がかかる。
・ アップル社とそのパートナー企業は、新たに製造ラインを組み立てる必要がある。
・ 歩留まり率（生産品における良品の比率）の向上がきわめて重要である。
・ リリース後数日での販売期待台数は数百万台だが、それに見合う製造工程を構築するのに時間がかかる。

これまでを振り返って

新iPhoneの登場が6月のWWDCだと主張する人々は、これまでのiPhoneのリリース日を、その根拠として挙げる人々が多いです。ここでおさらいしておきましょう。

2011年10月4日　：　iPhone 4S
2010年6月10日　：　iPhone 4
2009年6月8日　：　iPhone 3GS
2008年6月9日　：　iPhone 3
2007年1月9日　：　iPhone

これを見ると、元祖iPhoneとiPhone 4Sを除くと、新iPhoneはすべて6月のリリースです。また最近では、サムスンはじめアンドロイド系デバイスの売上に相対して、iPhone 4Sの売上がやや低下していることから、アップルは弾みをつけるべく新製品を投入する必要があると指摘する向きもあります。

あり得ないことではありません。しかしiPhone 4Sの人気は衰えることなく、米国のスマートフォン売上の31％を占めています。また次の6月になっても、iPhone 4Sは、登場以来8か月しか経っていません。そして、もし新iPhoneにアップグレードするとなると、1年契約をした顧客はその契約を破棄しなければならないことになります。これも早期リリース説に反する理由となります。

新マッキントッシュとの関係

アップルは夏以降に、新Macを発表する予定です。これも新iPhone夏リリースに反する理由です。8月は、人々が夏の休暇に入る時期です。これはアップル社の社員も同様です。よってそんな時期にリリースするとは考えられません。

9月リリース説？可能性としてはあり得ます。9月は新学期の始まる時期であり、これに合わせて音楽向けデバイスをアップグレードしたいと、アップルが考えても不自然ではありません。しかし、この時期の発表となると、メディアの関心はことごとく新iPhoneに集中することになり、新Macや大幅にバージョンアップされるだろう待望の新iTunesへの注目度が大きく低下する懸念があります。よって9月リリース説も難ありです。

11月リリース説？11月は難しいでしょう。クリスマス直前であり、多くの人々はすでにクリスマスプレゼント向けの予算設定を11月までにし終えています。11月の第4木曜日のサンクスギビングデー（感謝祭）も、消費者の財布にプレッシャーが加わる時期で、しかもこの時期のリリースとなると、メディアの注目度が落ちます。

冬前リリース？

9月、11月とリリースが難しいとなると、アップルとしては、10月をその候補月として考えたくなることでしょう。10月は、広報・宣伝を最大化できるという意味で都合がよく、また消費者にとっても、提供される商品が何であれ、それを購入するための資金を貯めるのに数週の猶予があります。この成功例にはiPodナノがあり、また昨年のiPhone 4Sもそうでした。

10月8日（月）はコロンブス記念日で、米国の祝日です。過去を振り返っても、アップルが新製品を、祝日を含む週に発表することはありませんでした。その理由は、社員も休んでいるためで（笑）、またメディアの注目を集めにくいということもあります。

10月2日？

10月2日は火曜日です。これまでティム・クック率いるアップルでは、木曜日に新製品のリリースがなされることが殆どでした。しかし、iPhone 5の発表として最適だと考えられるのは、10月2日です。万が一これが無いとなれば、次の候補は10月16日。その二週間後はハロウィーンです。

というわけで、iPhone 5のリリース日として最適なのは、10月2日もしくは10月16日と推定されます。

ちなみに、無料で占星術（星占い）を提供しているAstrolabeというサイトで、10月2日をチェックすると、以下のようなご託宣？を読むことができます。

《もし新iPhoneが10月2日に「生まれる」とすると、その上昇宮（出生時、東の空に輝く星座）の告げるところはこうなります。「根っからの活発な性格。出歩いたり人と会うのが大好きで、いつも違うことをしたがる。落ち着きがなく、じっとしていられない。自分の精神を刺激するために、同時に複数のプロジェクトに関わる必要をもつ。読書が好きで、手紙を書いたり話をするのが好き。しかも常に。年齢不詳の印象があり、実際の年齢よりいつもずっと若く見える。適応力が高く、好奇心が強く、いつも新しいアイディアと経験に対してオープンな態度が取れる。何をしても器用にこなせるタイプで、快活で多面的な性格」》

疑問と不確実性

当然、上記の推定には、いくつかの疑問と不確実性がともなっています。以下に、その理由を挙げます。

・ アップルはこれまで、予想より早くデバイスをローンチして私たちを驚かせてきた。

・ アップルは、今年秋に出るとされているウィンドウズ8の市場における動向を見据えた後、来年早くにデバイスをリリースするかもしれない。また他に、4G LTEがより多くの国々で可能になるのを待つという狙いもあり。

・ アップル社幹部が、このきわめて推測的なCOMPUTERWORLDの記事を読むかもしれない。もし読めば、彼らはスケジュールから10月2日と16日を削り取ることは十分に考えられる（。。。。とエバンス氏は言っている）。誰でも「予想通りだ」と言われることを好む者はいない。とりわけアップルはそうだ。

・ アップルは、廉価版プレーヤーを別として、iPod系製品を停止するかもしれない。代わりに、新iPhoneには新バージョンのiTunesとアップルＴＶを付随させて、いつも通り9月に発表するかもしれない。これは無いだろうとは思うが、あり得ない話ではない。

以上のような不確実な点がないわけではありませんが、現在のところ、10月2日または16日がiPhone 5のリリース日の候補としては有力であると考えられます。

以上が、アップル製品に詳しいブロガーのジョニー・エバンス氏の推測・予測です。皆さんはどうお考えでしょうか。