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iPhone 5の発売は、グローバル経済を揺るがすほど巨大なものとなる

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アップルiPhone 5は今年の発売と見られていますが、多くのアナリストらの間で、途方もない成功を収めるのではないかと見られています。最新iPhoneの売上はこれまでどれも大きなものでしたが、iPhone 5のそれはあまりにも巨大過ぎて、グローバル経済を揺るがすほどになるのではないかとの観測です。英国のphones reviewが報じております。

iPhone 4Sのアップデートは、多くの人々から、メジャーというよりもマイナーなものだと評されました(そうではないと主張する人もいますが)。デザインに変化がなかったことから、たくさんの人々が買い控えをしました。このことはすでに、iPhone 5購入への大きな弾みの礎になっています。さらにiPhoneを初めて購入するという人もおり、iPhone 3GやiPhone 4など先行機種からのアップグレード組、4G LTEの追加、アップルの中国市場への参入などから、iPhone 5のセールスが先例を見ない数字に達する可能性が垣間見えています。

最近のニュースでは、2009年以来初めて携帯電話の売上が世界的に下落していると伝えられていますが、何とこの原因が、来るべきiPhone 5のせいであるとすらいわれています。スマートフォンの顧客が、次世代iPhoneに期待を強く寄せているため、新たに購入するのを控えているせいだとアナリストらは考えています。ミドルマーケットを対象とした投資銀行および機関証券会社Piper Jaffrayのアナリストであるジーン・ミュンスター氏とダグラスJ・クリントン氏は、今年出荷される商品として最大のものはiPhone 5であると述べています。またiPhone 5は「スマートフォン史上」最大のアップグレードともなるとしています。これら全ての要因が、次世代iPhoneの成功がいかに大きなものとなるかを示唆しているというわけです。

きたるiPhone 5のセールスの衝撃とこれにまつわるお金の動きは、グローバル経済に絶大なる影響を与えるだろうと見られています。特にiPhone 5の部品製造に携わるサプライヤーは身構える必要があります。というのも、デバイス自体がかなり大幅に変化するだろうからです。中国筋の情報では、アップルはサプライヤーを変えるとのリークがあります。アップルがフラッシュメモリ製造のエルピーダに発注したとの噂もあり、同社は言うまでもなくサムスンの競合。アップルとサムスンのこれまでの経緯を考慮すれば、さもありなんという展開です。

TXCと呼ばれる中国の企業(水晶振動子デバイスのメーカー)が、次世代iPhoneの部品生産を受注したとの噂もあり、DigiTimesによるとTXCは、アップルiPhone 5のライバルであるGalaxy S3の部品についても部品を卸しているとのことです。またフォックスコンとアップルのつながりは誰もが知るところですが、フォックスコンは日本のシャープに、ディスプレイ関連の発注をしている模様。フォックスコンは、シャープ大阪工場のLCDパネルとモジュールの最大50%を買収予定です。このことは、シャープがiPhone 5のパネル部品のサプライヤーになるとの噂と完全にフィットしています。またアップルとフォックスコンには現在、中国に全く新しい工場を協同で設立するという計画があり、もっぱらアップル製品の製造に向けられるとのこと。

iPhone 5のような主要な商品がからむ財政の問題は、世界経済に何らかの変化をもたらす可能性があります。あるものは大きな成功を収めるだろうし、またあるものは敗北し撤退を余儀なくされることになるでしょう。iPhone 5について一つ確かなこと。それが世に出れば、とんでもないことになるだろうということです。

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