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シャープ、iPhone5S向け液晶パネルの量産を6月に開始

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日刊工業新聞は8日、アップルの主要なディスプレイサプライヤーであるシャープが、6月からiPhone 5S向け液晶パネルの量産を同社の亀山第1工場で開始すると報じています。米国のMac Rumorsのレポートです。

日刊工業新聞によると、アップルはジャパンディスプレイとLGディスプレイにもパネルを発注しており、すでに量産に着手した企業もあるとのこと。米国のWall Street Journalは先月、iPhone 5Sの第2四半期中(4~6月)の生産開始を報じましたが、今回の報道はそれを裏付けるものとなります。

「iPhone 5Sは3月に生産を開始し、今夏に発売される」とする報道が今年初めにありましたが、KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が4月に語ったところによると、導入が噂される指紋認証センサーに起因する技術的課題により、予測された発売時期に遅れが生じたとのことです。

クオ氏は、今秋とされるiPhone 5Sの具体的な発売日を明言していませんが、9月から11月の間の3つの異なるシナリオを提示しています。また、アップルのCEOティム・クック氏も同社の第2四半期決算の発表の際、iPhone 5Sの今秋の発売とその他多くの新製品の秋以降の登場を示唆していました。

iPhone 5SはiPhone 5と同じデザインを持ち、上記の指紋認証センサーと機能が向上したカメラを搭載し、その他にも多くの改善が施されることが予測されています。

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