本文に広告を含む場合があります。

アマゾン、Kindle FireとiPad Airを比較した"おもしろCM"を公開 - ジョナサン・アイブをパロディ化

著者情報

Amazonは、Kindle Fire HDX 8.9の最新CMでアップルの特徴的な広告スタイルを模倣して、iPad Airとの比較広告を行っています。CMには、アップルのプロモーション映像に頻繁に登場する、アップルのチーフデザイナー、ジョナサン・アイブ氏のパロディとみられる音声も登場します。The Vergeのレポートです。

英国なまり(アイブ氏は英国人)のナレーターが「これが魔法のような新しいiPad Airです」などと言えば、鼻にかかった米国なまりのKindle支持者がいちいち反論します。いわく、Kindle Fireの画素数はiPad Airより100万画素以上高く(解像度はKindle Fireが2,560×1,600、iPad Airが2,048×1,536)、重さは20%以上軽い(Kindle Fireは約376g、iPad Airは約454g。ただしKindleの方がサイズが1インチ小さい)。

そして最後に16GBモデルの価格を比較し、iPad Airが499ドルであるのに対しKindle Fireは379ドルだと、止めを刺しています。Amazonはアップルの仰々しい宣伝文句をかなり忠実に再現していますが、Kindle Fireが市場を独占するのは難しそうです。iPad Airは驚くほど(astonishingly)軽いとうたっていますが、Kindle Fireもまた驚くほど(startlingly)の軽さだからです。

これまでのところ最も好戦的にアップルのパロディを行ったのは、やはりMicrosoftでしょう。Siriの音声を使ってiPad miniのCMを真似てみたり、ジョナサン・アイブ氏や故スティーブ・ジョブズ氏を思わせる人物を登場させたものの、すぐに削除された一連の映像もあります。

これらはすべて、アップル自身が行った「I'm a Mac」の広告キャンペーンに端を発することは間違いないでしょう。AmazonがiPad Airに矛先を向けている間に、Microsoftは、超安価なChromebookにおけるプライバシーの懸念をからかった、クリエイティブなスクルーグル(Scroogled)キャンペーンをGoogleに対して引き続き展開しています。

関連記事

最新情報



上へ戻る