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新型iPad Pro(2020年)の新機能と特徴、2018年モデルとの比較

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3月25日に発売となる2020年モデルの新型iPad Pro(11インチと12.9インチ)。この記事では、2018年モデルとの比較も交えながら、新モデルのスペックや新たな機能をご紹介していきます。

発売日

iPad Proの発売日はApple Storeが3月25日、ドコモソフトバンクauの各オンラインショップが3月27日。予約注文はすでに開始されています。

価格

Appleストアでの販売価格(税抜き)は以下の通り。

 

 

128GB

256GB

512GB

1TB

12.9インチ

Wi-Fi

104,800円 

115,800円

137,800円

159,800円

Wi-Fi + Cellular

121,800円

132,800円

154,800円

176,800円

11インチ

Wi-Fi

84,800円

95,800円

117,800円

139,800円

Wi-Fi + Cellular

101,800円

112,800円

134,800円

156,800円

新型iPad Proの機種代金比較、ソフトバンク、ドコモ、au

サイズ

11インチ

 

2020年モデル

2018年モデル

重量(Wi-Fi)

471 g

468 g

重量(Wi-Fi + Cellular)

473g

468 g

高さ

247.6 mm

247.6 mm

178.5 mm

178.5 mm

厚さ

5.9 mm

5.9 mm

12.9インチ

 

2020年モデル

2018年モデル

重量(Wi-Fi)

641 g

631 g

重量(Wi-Fi + Cellular)

643 g

633 g

高さ

280.6 mm

280.6 mm

214.9 mm

214.9 mm

厚さ

5.9 mm

5.9 mm

超広角カメラ

 

2020年モデル

2018年モデル

背面カメラ

1200万画素の広角カメラ
1000万画素の超広角カメラ

1200万画素の広角カメラ

前面カメラ

700万画素

700万画素

ビデオ撮影

4Kビデオ撮影
広角:24fps,30fpsまたは60fps
超広角:60fps

4Kビデオ撮影
広角:30fpsまたは60fps

iPad ProにもiPhone 11同様、超広角レンズが搭載され、従来のシングルカメラから待望のデュアルカメラへとアップグレードしました。新型iPad Proには、従来の2018年モデルと同じく、12 MPの広角カメラが標準搭載されています。そして今回新たに追加されたのが、デジタルノイズを発生させることなく2倍ズームアウトを可能にした10 MPの超広角カメラ。

この広角+超広角デュアルカメラを使えば、自由自在なアングルで、思い描いたとおりに被写体を写し出すことができます。また広角による歪みを極限まで抑えているので、ポートレートモードで撮る写真は、まるでプロが撮影したような仕上がり。

よりフレキシブルにズームアウトを調整することができ、これまで以上にワイドな画角で被写体を捉えることができる今回のiPad Pro。撮影がますます楽しくなりそうな機能です。

iPhone 11 / 11 Pro:超広角/広角/望遠カメラの使い方

超高速プロセッサ

 

2020年モデル

2018年モデル

プロセッサ

A12Z

A12X

コプロセッサ

M12

M12

RAM

6GB(12.9インチと11インチの1TB)
4GB(11インチ)

新型iPad Proでは、CPUプロセッサに、ノートパソコンを越えるほどの性能と言われるA12Z Bionicを搭載。超高速パフォーマンスを誇るこのチップ、すでに優れた処理能力を実現している2018年モデルのA12X Bionicをさらに上回る性能です。一方、GPUも、8コアのグラフィックプロセッサにアップデート。処理速度の計測結果については、公式に発表されたものはありませんが、どんなに重いアプリでもサクサク処理してくれること間違いなしです。

他にも、最新のサーマルアーキテクチャやパフォーマンスコントローラなど、新たな進化が盛り込まれています。今回のCPUやGPUのアップグレードで、例えば動画の編集やアプリの開発、ゲームの設計といった通常、動作が重くなるような作業も、今後はさらに快適に処理できるようになるでしょう。

とは言え、2018年モデルも十二分に優れた処理性能を持つデバイスです。最新のスペックに興味はあるけれども、動画の作成や編集、ARを使ったアプリの開発など、特にCPUに大きな負荷をかける環境下で作業することがないユーザーにとっては、2020年モデルほどの処理能力は必要ない場合が多いかもしれません。

新技術「LiDAR」

今回新たに搭載されたものの一つにLiDAR(Light Detection and Ranging)スキャナがあります。LiDARとは、光のビームで被写体までの距離を計測する技術。iPad Proでは、これによりARの精度が大幅に向上します。まだまだ知らない人も多いこの技術ですが、最近ではロボット掃除機に搭載され、その実力が話題になりました。

日常生活においてARは、まだそれほど一般的な技術とは言えないため、今のところLiDARを必要とするのは、ディベロッパーやAR/VRを活用したゲームを楽しむ人など、一部のユーザーだけかもしれません。現時点ではディベロッパー向けとも思えるこの技術。今後は一般ユーザーも活用できるツールになることを期待したいところです。

ただし、今回の目玉であり、これまでにない技術という点で真っ先に挙げられるのは、このLiDARでしょう。ARそのものがまだ普及の段階にある昨今ではありますが、ARアプリがさらにリアルに感じられるというその体験を楽しみに、新型iPad Proを手に入れるのも良いかもしれません。

Wi-Fi 6

新型iPad ProはWi-Fi 6に対応しました。Wi-Fi 6はiPhone 11にも搭載されている次世代Wi-Fi規格の一つで、速度・安定性の向上、低遅延、省電力などに強みを持つとされています。特に、コンサート会場など込み合った場所での安定性は特筆すべきものだと言われています。

U1チップ

MacRumorsによると、Appleの公式発表では言及がないものの、新型iPad Proには超広帯域テクノロジーに対応したU1チップが内蔵されているそうです。U1チップはiPhone 11で初採用された技術で、U1チップを搭載した別の端末の正確な位置を把握できるとされています。GPSの近距離版のようなイメージです。

iPad ProのU1チップを活用した機能は、今後のiPadOSアップデートで利用できるようになるのかもしれません。

4つのスピーカーと5つのマイク

2018年モデルから引き続き、スタジオ品質のサウンドを実現する5つのマイクと、どんな持ち方をしても、どんな方向にも自動的に音を調整する4つのスピーカーが内蔵されています。新型iPad Proは、特に動画やビデオクリップ、コンテンツの作成などに大いに本領を発揮するモデルと言えるでしょう。

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